2012年09月

2012年09月16日

VAMPS LIVE 2012 at Zepp東京(9/13)

考えてみたら、6月から毎月1回、何だか均一なペースでVAMPSのライブを観ています。
毎回、すごく色々なこと(嬉しいことも悲しいことも…a-nationはとてもポジティブな感想だったんだけど)を思って、感想をブログに書きたいと思いながらも、夏バテだったり、ZIGZOでいっぱいいっぱいだったりwで書けていなかったのですが、今回は勢いにまかせていい加減書こう!と。(でも今更だけど、仙台のGOLDEN TICKETのことは書きたい、とは思っている……)

でもレポじゃなくて感想ですよ!MCじゃなくて歌と全体の感じの感想が主ですよ!そして結構遠慮ないですよ!と先に言っておきますw

非常にテンションのup downの激しい日でした…総合的には「楽しい日だったー!」って感想だったのですが。

※※※※※

6月&7月にZeppで観た時は、とにかく「HYDEの表現力が素晴らしい。スケールが大きい」「でもロックバンドとしての楽しさ、グルーブが感じられない、演奏が色々と…」という感想でした。
それが今回は、「バンド感パワーアップしたのね〜!」「HYDEの何かが足りない。どうしたんだろう…」という感想に……

バンド感は、本当に増した!と思います。とりわけアーリーのドラムが、6、7月はしっくりこなくて悲しかったのですが、久しぶりに気持ち良かった、かっこよかった!!(って私が楽器の中で1番ドラムに耳が行くから特にそこが気になるのかもだけどw)
でも、2010年までのバンド感ともまた違うと感じる……今の感じ、この先どうなってゆくのか楽しみです。

一方HYDEは……声の調子が悪い、ということなのかなあ。
声がすごくざらっとしてたとか、伸びがダメ、とかそこまでなわけではないんです(不調は感じたけど)ただ、全体的にとても冷静……というか、慎重に感じました。歌うことに。
冷静なのは、むしろ良いことなんだろうし、というか実はVAMPSでどんなに激しく歌い、煽っている時でもHYDEは、かなり冷静な目をしているように私は思っています(そりゃ時々スイッチ入ったように感じる時もあるけど)そしてそこも大好きです。でもそういういつも通りだけじゃなくて、もっと慎重な印象で……熱が、あまり感じられなかった。
歌声のエモーショナルさも、控えめ。
結果、こちらの熱も煽られない……。

今回のHYDEは、あの空間に君臨する存在にはあまり、感じられなかったんです(私は、ね)
そして今回ほど冷めた状態でMIDNIGHT〜やセクブラを聴いたことはなかったので、悲しかったし、虚無感がありました……。
ちょっと、VAMPSライブに行った気があまりしない。

勿論、素敵な歌声も色々ありました。歌声だけでなく、他の表現としても。(とにかくI CAN FEELの表現が白眉)
でも、全体的には物足りなかった。あのライブでは、聴いて、観ていても、壊れられない。体の障壁が消えたりはしない。HYDEの言うように『魂をひとつに』なんてできない。

そういうステージなのに、今年のツアーでお馴染みのMC…「理性をぶっ殺せ」とか「理性は?」「いらなーい!」「本能の?」「ままにー!」なんて掛け合いをやられても、どんどん冷めてゆくだけです。
それは、ステージングで、歌声で、伝えてくれなきゃ、意味がない。
 
……って、どんなに素晴らしいライブの時だって、ああいうMC&掛け合いをやられると、私はすーっと冷めてしまうのですけれど。正直言って、あれは表現者として、本当にカッコワルイ手段だと思っています。
『音楽は僕の言葉かな』なハイドをこそ、私は求めたいw特にライブでは。というかハイドに限らず、ステージの上ではミュージシャンには当然、しゃべる言葉以上に音楽表現(歌詞も含めて)で雄弁であって欲しいし、そういうミュージシャン達にこそ惚れ込んでいます。

しかし!
でもそれなのに、ビジュアル的には超超好みだったんです今回!どうしろと!!ww
素肌に1つボタンのゴシックな感じのある細身黒ジャケットとか正義ですよ……美しい……しかも袖がパフスリーブでレースで、身頃部分にはレースと同じ模様(多分)が織ってあるの。袖口にはラルクの凱旋の頃?からよくしているような、スワロフスキーきらきらなバングル。
そしてメイクもギャルギャルしくなくて、自然で、美しくて。

大人っぽさもあるHYDEで最高でした……私黒髪ミディアムだったらああいうHYDEが好きです……幼くないの。そしてしっとり妖艶。美しい。
最初の、1つボタン留めてる状態が1番好みでしたが、HUNTING後からだったかな…?後半の、前全開も素敵でした。ヘソピのきらめき…!
汗ばむ肌と黒ジャケットとのコントラストもまた素敵。
体が引き締まったのが、あの格好だと映えます。
……が、太腿はむちむちちゃんでしたけれどwそれもまたかわゆい(あ、ボトムスはデニムです、割と明るい色でダメージ加工も)

以下、順を追って。
 
 
1, DEVIL SIDE 
2, MADE IN HEAVEN
オープニングは、緑レーザーの檻。

この2曲が最高に楽しかったです。好きな曲なせいも大きいんだけれど。
DEVIL SIDEにはこれからサバトが始まるわくわく感のようなものがあるし(そして今回も、HYDEの音源と変えた歌い方が『歌ってる』感じでかっこよかったです。talk talk talkのところとか。)
MADE IN HEAVENはもう本当……悲しいわけでもないのに、泣きたくなりました。高揚感の中で泣きたくなる曲。壊れられる曲。この曲を(この曲に限らずHYDEソロの曲色々、かも)ライブで聴くたびに、曲の持つパワーを思い知ります。
でもMADE IN HEAVENで既にちょっとボーカルのパワー不足は感じたかな…

3, LIVE WIRE

4, RUMBLE

5, I CAN FEEL
これが聴けて、観れただけで、今回行って良かった!と思いました。
ずっとHYDEの横顔をみつめていた……何て、何て表情をして歌うのでしょう。
満たされた表情。何かを知った表情。深い微笑み。
向こう側へ行ってしまう人の歌ですね。幸福感が怖くて、でも幸せ。

ラグーナのセトリを見て以来、私の中で久しぶりにFAITHが大ブームなので、FAITHをよく聴いていました。
だから今回この曲でもしみじみと思ったのが、「HYDE大きくなったなあ……」ってこと。声の出し方とか、色々と、ボーカリストHYDEの成長を改めて感じました。
もちろんその一方で、この曲が世に出た時、生々しかった時、ならではの美しさも、音源にはとても感じるけれど。

最近そうやって、詞も味わいながらFAITHを聞き返していたので、今回詞を味わいながら、細かなHYDEの表情・表現にも注目したかったのですが、曲全体、歌全体のパワーに抱かれて、それどころではありませんでした……。
マイクスタンドにHYDEが体重をかけたり、手(指)を添えたり、というのも素敵です。この曲。

アルバムでのI CAN FEEL→SEASON'S CALLの流れに最近ハマっているので、SEASON'S CALL聴きたかったなあ…と、いつも以上に思いましたw
 
 
6, GET UP
この曲、最近ライブで聴くのが大好きです。2年前にはここまで思わなかったんだけど。
サビの歌声の、高音の突き抜けでぱあっと世界が広がる感じが最高に気持ち良いので、HYDEが好調であればあるほど魅力が増すと思うんだけど、不調に聞こえた今回でも、楽しかったです。
 
 
7, REDRUM
8, VAMP ADDICTION
この2曲の声のパワーが 物足りなくて…うーん?ってちょっとなってしまいました。
特にREDRUMはライブで聴きながら渦に巻き込まれて壊れる感じ(自分が、ね)が大好きなのですが、今回壊れられなかったなあ…。
 
 
9, SWEET DREAMS
7月の東京からだったかな?(違うかも)この曲の最後で'I'm sorry'って足して歌うようになった!というのを知って以来、「この耳で聴きたいいいいい!この目で表情を確かめたいいいいいい!!」とすごく思っていましたw
なので、JINさんのピアノが鳴り始めた瞬間、「こ、この旋律なら、きっと次はスイドリ…!!」って思って、そしてしばらくして始まって、「やったー\(^o^)/」ってなりましたww

全体的に、優しく歌っていました。
そして時々、右斜め上を視線で見上げて、あのイノセントな表情(私がいつの時代でも大好きでたまらない表情)
全体的に、優しい慈愛の表情なんだけど、それだけではない切なさも感じるというか……。
でも、'I'm sorry'は切なくはなかったのが、意外にも感じました。そこの歌い方&表情は穏やかで優しくて……愛情深い言葉に聞こえたなあ。

最後のサビは上の方で歌っていて綺麗でした(前からそうだったっけ??)
 

10, TIME GOES BY
スイドリがしっとりと終わった後に、この曲のイントロ、というのにぞわ!っと来ました。
この曲大好きなせいもあって。イントロのギターを聴きながらちょっとうるっと。
でも……「あれ?」って、しっくりこなかった。
エモーショナルさが足りなくて。感情を揺さぶられませんでした。
ここではっきりと、今日はどうしたのだろう?と思ってしまった。 そのせいもあってか、これ以降あんまりノれなかった…でも前方にいるんだし、棒立ちとか絶対したくない、と思って無理にノればノるほど「私何やってるんだろう」感が……うーん難しい。
でもこの曲、ギターが気持ち良かった!です。
 
 
11, HUNTING
HYDEが二階の下手側から登場。
毎回言ってるけど私この曲(このコーナー)が本当に苦手なのですが、今回はいつもよりも何か楽しかったかも……?K.A.Zの手もとを眺めていて、それがかっこよかったからかな(でもどんな動きだったとかはおぼえてないんだけど)
 
 
12, ANGEL TRIP

13, I GOTTA KICK START NOW
この曲苦手なんですが、何かかっこよくなってました!!アレンジが変わったのかな…?
私これライブで聴くの何年振り!?ってくらい久しぶりだった気がします。
 
 
14, TROUBLE
 
15, HIDEAWAY
16, MIDNIGHT CELEBRATION
この2曲をこんな冷静に聴いてしまうことがあるなんて……!とショックでした……。
特にMIDNIGHT CELEBRATIONは、いつも頭ふっとんで、壊れて、HYDEに心酔して、陶酔して、「もうこれ宗教でも何でもいいよ!!HYDE信者です私!!うおおおおおお!!」になる曲なのにっ!笑
しかも私2列目だったのに。
足りなかったんです。

と、いう状態でアンコール待ちだったので、これは私むしろ後方に行った方がいいのかな、ステージ全体を遠目に眺めた方が、もしくは思いっきり動ける状態でいる方が、楽しめたりするかな、と、抜けるべきなのか、結構迷いました。
でも余りにもこの日のHYDEのビジュアルが好みだったので、抜ける決意ができなかった……!!(おいw)


アンコール明け。
MC
かなり長くMCをしていたのですが、あんまりおぼえてない……。
「新曲は?」というファンからの問いを煙に巻いて(笑)カエルの歌をちょっと演奏していましたwで、それを『12月に発売』『ソノシートで』とか言ってたんですがw『ソノシート知ってる?』と。
「知ってる!」と思わず声に出したけど、存在も知らない人も結構多いのかなもう……(私は幼稚園〜低学年くらいの頃、こども雑誌の付録にソノシートが何回か着いてきた記憶があります)

〜しまくりまくりすてぃ、と何度か言っていて、「君達そのバンド知ってる?」「怒られそう」とか言ってましたw(知ってる、どころか好きだよ!と思ったwしかしハイドファンでラクリマの名前も知らない人ってあんまりいないんじゃ…?ハイドファンというかVAMPSファンってどんどん若い層にシフトしてるイメージがあるから、あの流行ってた頃のことは知らない人も多いかもだけど、ABCやDAIGOのお陰で名前は知ってる人多そうなイメージ)

個人的にもやもやというか、アレルギー反応になってしまったのが、次のMC。
「君らがいないと、僕ら上手く表現出来ないんで」
「君らがいないと僕らもいない。僕らがいないと君らもいない!」

ただのリップサービスかもしれないけど(特に二言目のはノリというかファンサービス的だと思うw)「君らがいないと、僕ら、上手く表現出来ないんで」なんて言葉、1番、ハイドから聴きたくなかったです。
私が好きになったアーティストは、そんな人じゃなかった。アレルギー的反応で申し訳ないけど…衝動的に外出たくなってしまいました……
だってモチベーションを他者によってる人を、私はアーティストとは思えない。
そういうスタンスの表現者には憧れられない。

最近のJ-MELOインタでも、似た感じの発言がショックで、そして今のHYDEにとって音楽活動って何なのだろう?と、ここしばらく色々考えていたので、多分私はこのMCを真に受け過ぎましたw

でも夜ツイでフォロワーさん達とお話していたら、ちょっとすっきりしたというか、このMCは聞き流しとけばいいか、という気持ちになりました(^^;;
こういう時本当、お話できる人達がいて良かった……感謝だ……としみじみ思います(5年くらい前までとても孤独にラルクファンやってたのでw友達でファンの子もいたけど、私のようにラルヲタやハイヲタなわけではなかったし)

 
17, MEMORIES
 
18, LOVE ADDICT
イントロのとこで、お馴染み、HYDEとK.A.Zが向かい合って弾いてましたが(これすごい好き。ロックキッズ心(いや私1度もエレキギター弾いたことすらないですけどもw)を刺激されますよね〜)何があったのかは見えなかったけど、K.A.Zの何かに笑ったHYDEの笑顔がすごい無邪気でかわいかった……w
 
 
19, SEX BLOOD ROCK N' ROLL
この曲をこんなに冷静な状態で聴くことがあるなんて……という感じでした。
 

そんなわけでとても不完全燃焼、ライブ後らしい気持ちになれなくて悲しかったのですが、終演後、りたこちゃんに会ったり、椿さんとぽちさんとご飯食べたりさせていただいてるうちに元気になったw
ライブ中の楽しい記憶と残念な記憶のうち、楽しい方の記憶がふくらんだ感じで。 

ひとりでぐるぐる考え過ぎる癖があるんだけど(笑)ひとりでばかりいちゃダメですね。
 
※※※※※ 

ところで、今回の整番は何と20番代!
え、最前行けちゃう…というか私今年VAMPS運良過ぎる…とびっくりするやら嬉しいやら。
だったのですが…… 体調が悪くて家をなかなか出られず、到着した時には既に200番代半ばを呼び出し中……。
入場時、非常に悲壮感ただよっていたらしいです私……。

これ、単体でももちろん落ち込むのですが、私火曜日にも似たようなことをやっていて、なので更に沈みました。
火曜日は櫻達のTHE MADCAP LAUGHSの初お披露目的ライブお目当てに、新宿LOFTに行ったのですが……具合悪くてなかなか出かけられず、結果、THE MADCAP〜の出番は2分くらいしか観られなかった、という……(次のTHE JUNEJULYAUGUSTのライブが心臓わしづかみ、という感じに素晴らしかったので、大分浮上しましたが)

自分が許せない、どころじゃなかったです(笑) 
で、最前じゃないのならば、むしろ1柵目後方とかの方が楽しいかな?とも思ったのですが、自分への悔しさからw意地で上手2列目へ。 ステージ終わるぎりぎり辺り。2列目なんて最前よりむしろキツいイメージだけれど。
いつもはライブで負けまくってますが(w場所ゆずっちゃったり後方に流されたりw)今日はやる気出すぞ!と思ったのでした 。もちろん人に迷惑かけない範囲でね。 

が、この位置がびっくりするくらい快適、というか、戦闘モードじゃなくて……
わかりにくいたとえですが、Creature Creatureのライブの下手側2列目くらい、パーソナルスペースがある!笑 
さすがに曲によってはぐわっと押しも来ましたが、それでもD'ERLANGERの上手側前方より全然楽!!(またわかりにくいたとえw) 
そして周りの雰囲気が和やかで良かった! 視界も超良好!(HYDEあんまり上手ハジまで来なかったけど…)
だから、上半身は好きにノれるくらいの余裕があったんです。VAMPSなのに一体何故!!?w
戦闘モードじゃないライブハウスが1番好き!だし、何も怖い思いも不快な思いもしなくて嬉しかったですwでも、前方の割にはちょっと盛り上がりに欠けたかなあのエリア……という気もしました(私自身も含めなわけだけど)

上手に煽りにきたHYDEを下から見上げた時、ぱかーって開けたお口が大きかったのもかわいかったです、HYDEw
あ、あと口に含んでから噴き出してたお水もちょっとかぶりました…HYDE以外だったら避けるなw

それにしても、最前(今回私がいたあたりの2列目もだったけど)の何が1番魅力って、お客さんのイロイロを目撃しなくてすむことかもしれません…フルにステージが受け止められます。
お客さんの雰囲気も含めて、それも味わってこそのライブ、とも思うし、他のライブだと確かにお客さんの雰囲気も含めて楽しいこともあるんだけど。VAMPSに関しては、私はステージに集中したいです。

philomel at 23:06|PermalinkComments(73)TrackBack(0)│ │HYDE | ライブ感想

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