HYDE

2018年02月13日

黑ミサTOKYO所感 その2

黑ミサ後半についての感想。

ハイドとけんちゃんがいるとはいえ、今回はラルクとは別物(アレンジもあるし)として楽しみ!と思っていました。でもそれでも、4分の2メンバーがいるからこそ、違うベース&ドラムでの演奏に、寂しさとか物足りなさを感じることとかもありえるのかな…?と事前には少しだけどきどきしてたんですけど、全然大丈夫でした笑
別物として堪能できたのは、HYDEソロのコンサートの一部、という意識があったからというのも大きいと思うんだけど、 近年(?)のラルクの曲の懐の大きさのようなものも感じた気がします。

ラルク曲は4曲くらいかな…?なんて予想していたので、半分がラルク曲だったのは結構意外でした!

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kenちゃんが登場する前のMCや登場してからのMCがとても良かった(楽しかった)んですけど、正確におぼえていないので省きます笑
でも、初日、ハイドが冬やクリスマスの良さを布教してくる(布教という言葉ではなかったかも?w)、ラルク入ってからも移動車でいつも…みたいなことをkenちゃんが言っていて、クリスマスの良さを一生懸命説く初期のハイド、というのを想像して、物凄く萌えてしまいましたwそんなハイド、かわいすぎない…???
2日目、「街がきらきらして綺麗じゃないですか」ってクリスマスについて言うハイドもスーパーかわいかったです…(そして私もクリスマスの街のきらきら感祝祭感が大好きなので何かうれしかったw)

初日は、kenちゃんが登場してから、ハイドの空気がやわらかくなったような気がしました。見た目も声も、表情が豊かになったような気も。

10. Hurry Xmas

初日、ぼろぼろに泣きました。
音楽は魔法だ、と思った……。

この曲好きなんですけど(クリスマスが好きだからかもしれない。あと、ミュージカルっぽさかな…?)まず前奏で、「わーーー生オケでこの曲が聴けるってこんなに幸せなんだーーー!!!!」ってなりました。アレンジのお陰もあり、まるで魔法にかけられるようなオープニング。
しかも、歌い出したハイドの歌声がカラフルで……歌だけじゃないかな、表情や、放つオーラ、纏う空気、すべてが何て、色彩と光にあふれているのだろう、と思いました。
私は、ビジュアル的にも表現的にも歌的にも、彩度(色温度、でもあるかな??)の低い感じがするハイドもとっても好きなんです。たとえばROENTGENもそうだと思っているし(曲にもよるけど)。でもそれでも、今回は、ハイドにこんなにたくさんの色彩を付与する曲の力、ラルクの音楽の力に、まず、感動してしまいました。kenちゃんも楽器隊全体もとても素敵だった。
歌も空気も、色合いが前半とがらりと変わった感じがしました。この振り幅!ハイドの空気感の変化については、この曲からは立って歌っていたのも大きかったのかも。

初日は私はコンサート前半は1度も泣いていなかったのに、ハリクリの2番Bメロあたりから涙ぼろぼろになってしまってびっくりしました。好きでも、この曲で泣いたのは初めてだったので。感動と幸せで泣いた…。

静かにしたり、テンポを変えたり、というアレンジもこの曲は素敵だったー
曲の終盤に向かって手のふりがどんどん増えてゆくのも好き&キュートでした!

11. winter fall

winter fallが特別に物凄く大好きで、今までライブで聴くたびに毎回ぐっときていたし、今回もすごく楽しみにしていたんですけど、今回多分初めて、心がまったく動かなくて、ちょっとショックを受けてしまいました……美しい歌声と美しいメロディには聴き惚れたけれど。私は歌から切なさを感じられなかったんです。

管楽器の目立つ華やかなアレンジだったから色合いが違って感じたからかな?と後から考えもしたんですけど、アレンジというより、ハイドの歌が理由だったと思います。アレンジに合わせての歌い方だったからなのかもしれないけど。

雪のきらめきにスポットライトが当てられてるみたいな、明るい印象のwinter fallでした。ダイヤモンドダストがきらきらと舞っている美しい雪原や、きんと冷えた冬の空気を感じました。

winter fallは結構、ライブによって歌の表情が変わる曲だと思っています。
原曲と同じ表情に感じる生の歌を聴いたことは私はありません。自分が行ったりDVDで観たすべてのライブについておぼえてるわけではないけど、最近(?)でも、2012年のMSGの時と2014年の国立の時で、歌の表情が全然違います。私は、MSGではハイドは主人公ではなく語り部として歌っているかのように感じ、2014年国立ではもっと生々しい痛みという感じがしました。でも、歌の表情や表現は違っても、必ず何かしらの切なさや痛みをこの曲には感じて、それがいつも大好きでした。切なくてこそ輝く曲だと、思う。

2日目の曲前に、「次の曲は、あの、ラルクの代表曲でもあります」「去年スキー場で……」と、winter fallを歌ってたカップルがいてかわいかった、みたいなMCをしていました(面白かったw)。「受け継がれてく曲なのかなあって思って嬉しかったです」とも言ってました。
今回は何故、こんなに喪失感を感じないwinter fallだったのだろう?と、初日すごく不思議だったのが、このMCを聴いて、「今回はそういう曲としてやったのかな……?」と思って、少し納得みたいなものをしました。
もしかしたら、ラルクの代表曲、ポピュラーな曲としてのwinter fallだったのかもしれない。

理由が何だとしても、せめて、今回だけ、こういう切なくない表現にあえてしたのだったらいいな……と、切に願ってしまいました。

12. MY HEART DRAWS A DREAM

空と光と年月と優しさとを感じる美しい曲だなあと改めて、しみじみと思いました。そして、広い空間がもっと広くも感じる曲です。今のハイドがこの歌を歌うと、一層深く感じます…。
初日だったかな?ハイドがけんちゃんの方を向きながらサビを歌っていたのに、ぐっときてしまいました。

13. 叙情詩

2日目の叙情詩が良くて、良すぎて、胸の奥深くに来て、とても泣かされてしまいました………
今回、ラルク曲で「この曲を聴きたい!!」と唯一特に願っていたのが叙情詩だったので、前奏の弦を聴いた瞬間に『!!!!!!』ってなりました笑
初日は、本当に美しい曲だなあ……ってしみじみしたり、歌声やギターやオケの美しさを堪能する感じの感動の仕方だったんですけど、2日目はそれに加えて、初日と感情表現の強さや深さが違うみたいに、私は感じました。
とても、愛と、信念とを感じた。永遠を感じた。

口を大きく開けて歌うときのハイドって時々、微笑んでいるように見えますよね。
丁度1番のサビの最後のあたりでそういう表情があって(たしか目はつむっていたか伏せていた)それにも涙腺が崩壊してしまいました笑 本当に微笑んでいたのか、ただの口の形だったのかは、わからないけれど。

2番サビで腕をひろげたり、胸に手をあてたり、といった、手振りが2日目は増えてもいたかも。それも大好きでした。

14. a silent letter   


初日は、「ちょっと悲しい感じの曲を聴いて下さい」2日目は、「あー…次は悲しい曲を聴いて下さい」と言ってから、たしかストリングスが鳴り出して。
初日、『このハーモニーってことは、まさか、え!?!?!?!?!?』って内心パニックになりかけましたw願望から来る思い込みだったらどうしよう、みたいな笑

iTunesで再生回数5番目以内なくらい、この曲が大好きです。孤独、痛み、旅立ち、星空、海原を感じる歌だと思っています。リリース後何年も経ってから大好きになれた。でもREALのライブに行っていなかった私は、この曲を生で聴いたことがなくて、いつか生で聴いてみたいとずっと思っていました。でも、半ば諦めてもいました笑
そして、もしもいつかまたやってくれることがあっても、きっとそれは、私が大好きなREALドームの映像でのこの曲とは全然違う色合いのa silent letterになるんだろうな、って思っていました。たとえば、遠い物語のようなa silent letterとか、宇宙から見下ろすa silent letterとか。違う色合いだとしても聴きたかったんだけれど。
でも、初日、同じだったんです。同じに感じたんです。あのREALの、凍える暗い海原や遠くの星の渦と、同じ景色をハイドから感じました。
それがとても嬉しくて、とてもつらかった。

ハイドもkenちゃんも、あの頃とは随分と違うのだと思います。
でも、それでもこんな歌の風景と感情とを感じるのは、今のハイドの内面は、かつてないくらい、REALのハイドに重なるハイドなのかもしれない、と思ってしまって、すごく苦しかった。
でも、苦しいんだけど、そういうこの曲、この歌の表現は本当に大好きなので生で聴けて感じられたのが嬉しくて……という感じでした。

どちらの日も、間奏でハイドが天を仰いでいました。目はつむっていたけれど、それで、あの先の空にはほどいて放された星があるのだろうと自然と感じて(歌詞が大好きだし、REALドームのミラーボールの放される演出と、あの間奏のそれをみつめるハイドが大好き)それにもぐっときてしまいました。

ハイドに主に意識を持っていかれてしまって、他のことをちゃんとはおぼえていないんですけど、kenちゃんは、色が変化したかな、と感じました。REALの映像や音源よりも、星の瞬きの美しさを強く感じたのは、もしかしたらkenちゃんのギターの変化からだったのかな、と思います。でも、アレンジやオケのお陰も大きいのかな(でもやっぱりアレンジほとんど思い出せない…記憶力…)

初日と2日目での変化も感じました。
初日は痛みをとても強く感じました。
2日目は痛みも感じたけれど、初日よりも、寂しさを強く感じました。そして、優しさも感じました。
だから、より、REALを思い出したのは初日でした。でもこれは、もしかしたら、初日はREALが重なることの衝撃が大きすぎて、それを想起しすぎて、多少バイアスがかかった感想になっている、ってこともありえると思います笑
初日も2日目も、本当に、大好きでした。
初日は泣きすぎてしまってうまく息ができなくて苦しかったけど笑

初日はどうだったか思い出せないんだけれど、2日目、ささやくような歌い出しだ、と思った気がします。
すべてが素晴らしかったけど、最後のサビが圧巻でした。
『波間に見上げた星の渦が綺麗だよ』と歌いながら、薄く目を開いて右斜め上を向いていたハイドが、とても美しかったです。

15. forbidden lover

a silent letterからのこの曲で、凍える海にいる、と思いました。『ようだ』とかじゃなくて。会場はあたたかかったのに、寒いような気すらした。
kenちゃんの曲も、ハイドの歌も、ここではないどこかの空間に連れて行ってくれることがとても多いのですが、生で聴くこの曲この歌の持つそのパワーとスケール感は、特に圧巻。今回、ラルクではなくても変わらないのだということに少し驚いたほどでした。(forbidden loverは特に、yukihiroのドラムじゃなきゃ曲が成り立たない!とか、ラルクがやってこその曲!くらい普段は思っているタイプの曲(カバーとかで聞きたいとは微塵も思わない)だったのに、まったく気にならなかった。黑ミサについて、ラルク曲をやってもそれは別物、HYDEソロとして聴く、という気持ちがとてもあったせいもあるだろうけど、それほどまでに曲自体と歌の、エッセンスを伝えるパワーが絶大だったのだと思う)

初日はこの曲の後にハイドが涙を拭っていたのをおぼえています。

16.雪の足跡

初日は「あー、えーと、忘れかけたところで冬の曲に戻りたいと思います」と笑

曲の後に、冬のあたたかさについてのMC(「暖を取ろうとするじゃない。人が集まったりするところがあたたかいなと」「外が寒ければ寒いほどあたたまろうとする気持ちがあたたかいなと思います」「この曲も冬景色のあたたかさ、寒いから手を繋ぐとか、そういうのもあたたかいなと」「すごく僕のイメージ通りの冬の、素敵な冬のあたたかいイメージ通りの曲だったのでね…」などなど)をしていたけれど、本当にそういう、冬や雪のあたたかさ、優しさ、つつみこむ感じが伝わってくる歌、曲だったって思います。

初日のkenちゃんのハイド観(こういうところが気楽に曲が書けるとこなんですよ(ハイドに対して)、とか、目にプリズムが入ってるから見えてないとこが見えるんですね、という言葉)が、とても素敵でした。

17. 星空

初日、「クリスマスの素敵な夜だからこそ、平和と大切な笑顔の永遠を祈って歌いたいなと思います」と。
こう言うハイドが大好きだ、ってとても思いました。

大きな会場にひろがってゆく、満たしてゆく、空間を突き抜けてゆく、ハイドの強力なのびやかな歌声が素晴らしかったです。

この曲の、ここではない場所、 情景を見せてくれるパワーは本当にすごい、と思う。映画のよう。
実はリリース当時、私はこの曲が少し苦手だったのですが(主に、英詞部分の直接的で具体的な表現が理由)その頃ですら、日本語詞部分の見事な筆致(それは、曲展開、歌詞、歌、音、すべてのコンビネーションなのだと思う。でも今回はラルクじゃないから音は違ったわけですけど、今回も感じました)に圧倒されていました。
今はもう、好きな曲なので、更にです。そして今のハイドの歌声だと、AWAKEの頃よりもL’7の頃よりも更に説得力があるようにも思います。(ハワイアンシエルでも聴いたはずなんですけど、その時のことはあまりおぼえていない……星空の下で星空を聴けたのが嬉しかったおぼえはある)

18. 未来世界

堀向さんの美しきピアノ伴奏のみで。前奏がきよしこの夜の最後の♪sleep in heavenly peaceの部分をフィーチャーしていました。

初日、皆が良い夢を見れるように、みたいなことを言ってからだったので、SWEET DREAMSなのかな?って一瞬思ったら、この曲だったので意外でした。私はこの曲に良い夢を見られるイメージがなくて…むしろ、すごく、悲しい歌だと思っていたし(OVER THE L’Arc en Ciel以来、この曲を聴くと気落ちしてしまう癖が出来てしまった…リリース時はもっと好きな曲だったんですけど、あの映画以来どうしてもこの曲で悲観的にもなってしまう)しかも今の(VAMPS休止直後の)ハイドが歌うこの歌は特に悲しく響きそうな気がしたから。
でも、ハイドにとってはこの歌はそういう歌なのかな、って思って、はっとしました。
ハイドはファンのことを弟や妹みたい、ってことを昔から言っていましたよね。ハイドのファン達への接し方って、ファンの実年齢にかかわらず、自分よりもかなり年下の存在への優しい愛情を感じることが多いです。
だから…『僕は叶わなかったけど君なら行けるきっと』っていう君への優しい歌が、君の良い夢に繋がるのかなあ………でも私は(そしてきっとかなり多くのハイドファンは)たとえ自分が未来世界に行けたって、ハイドにそれが叶わなかったら、物凄く悲しいと思う…。
……とか色々考えちゃったんだけど、そういえばこの曲の歌詞、最後は『良い夢見てgood night』でしたねw忘れてた…それでの言葉だったのかな?

歌い出す前に思った通り、やっぱり今のハイドの歌うこの曲は、すごく寂しかったです。というか私はとても冷静に聴けなかったから、あんまり、おぼえてない……。
特に2日目がそうだったけど、初日も、声がふるえていたところもあって。だから、ここまでに比べたら上手な歌ではなかったのかもしれないけど…でも、こういうハイドの瞬間の感情を感じる歌もまた好きだし、ライブの、生の、醍醐味のひとつでもあるとも思います。

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2日目、未来世界の前に、(終わってしまうことが)寂しい、と言って、泣いてしまったハイドに、やっぱりかなり胸をしめつけられたんだけど、でも私は結構、涙をある意味ポジティブな気持ちでも受け止めていました。
金子先生の件に限らず、今のハイドの胸には穴があいているのだろうと、黑ミサを通じて感じました(もっとも感じたのは、a silent letterで)。そして少ししてから、20年前のインタビューで『胸にちっちゃな穴がいっぱい空いてるような気がする。その隙間を東京ドームで皆の愛情で埋めたい』というようなことを言っていたハイドを思い出したんです。
今の穴は、20年前とはタイプが違うものだろうとは思うけれど…きっと、皆の愛情は、今回も、ハイドの胸の穴に流れ込んでくれたんじゃないかな、愛を感じたからこそ、寂しいという感情があったんじゃないかな、なんて思いました。そう、思いたい、多少楽観したい、というところもあるかもしれないけど笑

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色々なことを思った黑ミサでしたが、良い音響と良いサウンドと共にHYDEの歌声を堪能したい、という願いと、集中できなくなるような演出なくシンプルに、美しい照明と共にHYDEやラルクの曲を聴きたい、という願いの両方が叶ったコンサートで、本当に嬉しかったなあ、と思います。

私は、何事も好き嫌いがはっきりしているというか…大好きー!ってなる音楽の幅も狭いとよく思います(でもロックもミュージカルもクラシックも聴くのが好きってことは狭いわけではないのかな?各ジャンルの中での好き嫌いが多いのかな??)だからきっとこの先も、ハイドの音楽なら何でもこの上なく好き、とはならないしなれない(とはいえハイドの音楽に大好きな音楽がもちろん多いんだけど。『静』のROENTGENも『動』の666&FAITHも大好きだし、VAMPSも大好きな曲がいくつもあるし、ラルクは言わずもがな。そして私はハイドの詞と『歌』が、本当に好きなんだなとつくづく思う。)
でもそういうことを越えて、ハイドが創ったり歌ったりすることってとても楽しみなんです。そして、楽しみというだけじゃなくて、ハイドの行く先に『たくさんの光がいつの日にもありますように』と、改めて思いました。願うと同時に、そんな未来を信じています。

philomel at 23:52|PermalinkComments(0)

2018年01月18日

黑ミサTOKYO所感 その1

物凄く久しぶりにブログでライブ感想を。このブログ、ROENTGEN大好き芸人みたいですね……笑
ROENTGEN曲をやるのならば、少しでも記憶にとどめたくて、今回もメモを取りながら観ていました。でもあんまり取れませんでした笑
そんな感じで、レポではないんだけれど、2017年12/23と24の、黑ミサ TOKYOに寄せて思ったこと。

多分すごく長くなるので、結論を先に書くと、私にとっては理想というわけではない部分もあったんだけれど、でも、この二夜の記憶があれば、『遥かな季節も渡って行ける!』という気持ちになったみたいな、特別な時間でした。
とてもハイドの存在を感じたから、かもしれません。

私にとっては、耳がほとんどすべての曲に、精神が主に後半の曲とForbidden Coloursによって満たされたコンサートでした。
美しい歌声と音にあふれていました。時折、音が空中できらきらと光っているみたいな風に感じた!
ROENTGEN曲パート(6曲)→カバー曲とVAMPS曲(3曲)→ラルク曲パート(9曲)という構成でした。

幕張メッセなので、音がどうなるかが非常に心配だったのですが、杞憂に終わりました。私の席は初日はDブロック上手、2日目はEブロックセンター前方だったんですけど、美しい音達を、そして声を!いっぱいに感じることができました。嬉しかったー!
そして、会場中の床に赤い絨毯が敷いてあったんです。それもとても嬉しかった、聴覚的にも視覚的にも体感的にも。

開演前SEで、単旋律の男声合唱(記憶が曖昧なんですけど、低音だけではなくカウンターテナーやボーイソプラノも入っていたのかも…?いずれにせよ女声はなし)によるラテン語聖歌がずっと流れていました。多分グレゴリオ聖歌だと思うんだけど……何だったか気になる!w

遠くてよくは見えなかったんですけど(笑)ステージセットの雰囲気が素晴らしかったです…とても、welcome to HYDEIST…な感じ。わかりやすく、俗っぽく言えば、『リアル籠ピカ!』でしたw HYDEISTの夢の具現化みたい…
このステージセットといい、グッズの数々といい、HYDEISTだなあって感じで…多分数年前だったら私はそれだけでも夢心地になったことと思います。今でもHYDEIST的なものは大好きだけれど、2013,4年頃にVAMPSをそれまでよりも真剣に好きになってからは、だんだんと、HYDEIST的なものを求める気持ちが薄れていた(薄れさせた、ところもあったのかも)ので。苗場のROENTGEN NIGHTや富良野黑ミサで満たされたから、というのも多分あります。VAMPSの休止発表直後だったというのもきっと、影響しています。以前くらい強くHYDEISTに焦がれていたら、黑ミサTOKYOの会場に入るだけでうるっときていたかもしれない。
それにしても、籠の中に光が灯っているのって、本当にいいですよね……私にとってHYDEって元々こんな存在だなあなんて、具現化した籠と光を見ながら、思いました。
ハイドの『うた』は、私にとって光です。

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黑ミサを聴いて、ROENTGENは私が思っていた以上に、繊細な音楽だったのだと思いました。
黑ミサのROENTGENは、今までに触れたのとは色合いの違うROENTGENだと感じました。
苗場も、富良野も、大きくはない空間で、小編成だからこそ、ROENTGEN原曲の色合いや陰影や静謐さはそのままに、新しい息が吹き込まれていたのかもしれません。
苗場はたしかキャパ1000人くらいで、そこまでの小さい場でこそ、とは思わないんですけれど、たとえばホールとかの、もう少し小さい規模で聴けたら、もっと『静』のままのROENTGENが存在し得たのかしら?なんて風には思いました。(もしかしたら空間の規模の大小だけじゃなく、空間の解放感の大小の影響もあるかな…?)
また、今回とは違う、小さなつくりでのROENTGENも是非聴いてみたいと、とても思います。

以下、順を追って。

UNEXPECTEDのインストロメンタルがかかる中、出演者の方達が出ていらっしゃいました。
やがて絃楽器が奏で始めたのは、

1. WHITE SONG

私はこの曲が、ROENTGENで1番好きです。
苗場のROENTGEN NIGHTや黑ミサ富良野で聴いた時はキーが少し上げられていたんですけど、今回は原曲キーでした(行った友人達の話によると、2016年の黑ミサから原曲キーみたいです)。

2日目は、『Breathe』と、一言目を聴いた瞬間に泣いてしまいました…そのひとことで、ひとふしで、はりつめた空気や、寒いからひそやかにしゃべるような、そんな季節を感じたんです。ハイドのこういう歌の筆致のあざやかさが、本当に大好きだ、と思います。

しかし実は初日は、あまりこの曲で曲の世界に引き込まれませんでした。
何故初日と2日目で違って感じたのか、音やアレンジについてはあまり思い出せないんですけど、歌は、2日目の方が最初から、やわらかくよりのびやかに自由に感じたから、2日目には曲の世界にぐっと引き込まれたんだったと思います。
生でハイドの歌を聴いているとよく、空間がどこまでもひろがっていって、今ここに実在しない世界に連れていってもらえているような感覚になるんですけど、2日目はそれを感じました。

最後の『once again』の部分が、初日はまるで決意をするように、言い聞かせるように、はっきりとした、少し硬質な歌い方だったおぼえがあるんですけど、2日目はそこをやわらかく歌っていたのが印象的でした。2日目の方が心の深くに響いてくる感じがして、好きでした。
2日目のCメロもとても好きで…
2日目はこの曲の間ほとんどずっと涙していた気がします笑

2. SECRET LETTERS

壮大で、華美に感じるイントロのアレンジで、どの曲だかしばらく気づきませんでした。
私はROENTGEN全体にイギリスやヨーロッパの空気や陰影を色濃く感じて(OASISは当時のハイドも言っていたようにアメリカ的な風景が浮かぶけど、でもイギリスの匂いも感じる)それはこのアルバムを特別に大好きに感じる不可欠な要素のひとつだし、日本に生まれ育ったハイドがあの世界を描いたという見事さも大好きな理由のひとつなのですが(最初に聴いた頃、私はブリティッシュニューウェイヴをほぼ知らなくて、だから音楽性としてUKを感じたということ以上に、本当、ロンドンの空気やイギリス的な色彩を詰め込んだみたいなアルバムに感じて、その感覚と表現の鋭敏さに感動したんです)このイントロには原曲に感じていたようなヨーロッパの空や暗さや陰の深みは感じなくて、代わりに日本的で大衆的な泣きや、大仰なメランコリックさを感じて、びっくりしてしまった。そしてイントロだけじゃなくて、イントロにほどではないけど、曲全体に似たことを感じました。

『許されぬまま途絶えた静寂』でオケの音がなくなるアレンジがあったのですが、そういう表層的に感じられる、感情を煽るような演出は、ROENTGENの曲の美しさを減じてしまうもののように個人的には感じました。ミュージカルではないので。
ミュージカルでたとえてしまいましたが、私はミュージカルが大好きです。以前はライブよりもミュージカルにたくさん行っていたくらいに。でもROENTGEN曲と、エンターテイメント的なものやシアトリカルさの相性が良いとは思えなかった…黑ミサを聴くまでは、こういう形でのROENTGEN曲を考えてみたこともなかったけれど。
ところで、この演出(アレンジ)だったということは、『途絶えた静寂』って静寂が途絶えたんじゃなくて、何かが途絶えて静寂が訪れたっていう情景だったのかな?ということに、後から気付きました。歌詞のこのフレーズについて、色々考えてみたことがなかったけど…気になりだした…

ハイドの歌声はとても美しかったです。特にファルセットが美しかった。
でも、アレンジに合わせた色合いの歌い方だったのか…他の理由もあったのか…私は苗場や音源のようには感動できませんでした。歌詞に描かれている空間や風景も、切実な感情も、私にはあまり見えなかった。ハイドと主人公の感情の間の距離がとてもあるように感じた気がします。
けれど、ところどころではもちろん感じて、特に、好き、と思った印象的な歌は、2日目の最後の、I remember〜のところでした。

私はこの曲がROENTGENで2番目に好きなので、思い入れが強すぎたせいでここまでアレンジが苦手だったのかもしれません。
アレンジャーの方がクレジットされているお三方のうちどなたなのかはわからないけど、でもどなたであっても、多分、今のハイドが表現したいSECRET LETTERSはこうだ、ってことでもありますよね。だからちょっと……だいぶ……悲しかったですw(私は何でも、『ライブが答え』って思いすぎなのかもしれないけど笑)

3. ANGEL’S TALE

今回演奏されたROENTGEN曲で1番感動しました!
絃楽器が多いオケなので、english ensembleに近いアレンジでやるかしら?(最初の黑ミサで聴いたときは、ストリングスはいなかったけどそうだった)なんてことも想像していたんですけど、そうではなくて、原曲に近いアレンジで、YUKIくんのアコギから始まりました。2日目はHYDEが曲前に「YUKIちゃんよろしく」って言ってましたね。

優しくてあたたかくて、美しい歌声でした。
とても、ぽつりぽつりと語るような遠い日の切なさ、美しさや、雪のあたたかさを感じました。
冬の日のとじこもるような感じや、懐かしいイギリスの冬の空気や、あのPVのような空の色を感じて、そこが大好きだった。

4. THE CAPE OF STORMS

割とストレートなアレンジだったと思います。
空間の広さ、どこまでも続く暗い海を感じるような、壮大な歌声でした。2日目はよりドラマチックに感じました。歌声もだけれど、表情も2日目の方が豊かだったのかもしれない…?『inside』の時に正面を見据えるような目線とか。

2日目の『Will this be my fate?』が美しくて悲しくて好きでした(初日の方が力強く感じて、それよりも2日目の陰影のニュアンスを感じる方が好きだった)。
そこへ向けての歌の盛り上がりがすごかった…この曲は、今のハイドの厚い歌声やダイナミクスのはっきりとした歌い方が特に輝く曲なのかもしれないな、って思いました。そして今回の会場やオケの編成が生きても感じたかも。ドラマチックな曲だからかな?
『where has looove gone』と、のばして(節をつけて?)歌っていた気がします。それが心地よかったです。
最後のah---と歌うところ、ゆらゆらゆれながら歌っていました。

5. EVERGREEN

歌い方もアレンジもあんまり思い出せません!何故…メモもない…直前のMCに心を持ってゆかれすぎたのかもしれません…
金子先生が亡くなられたことを『胸に穴』という表現をしていたんだけど、そのハイドの表現がすごく悲しくて、好きで、つらくて、懐かしかったので。
曲中、正面の縦長モニターに額縁が映し出されていて、ハイドが絵の中の人のようで好きでした。
感情を揺さぶられるよりも、曲や音や歌声の美しさに静かにしみじみと感じいった感じのEVERGREENでした。

6. SHALLOW SLEEP

この曲のアレンジが好きでした!
最初が静かで、2番で楽器が加わって華やかになっていたんですけど、ぱあっと視界がひらけてゆくみたいに感じました。2番のAメロでバイオリンが奏でていた軽やかなメロディが楽しくて好きでした。今も時々脳内に流れます。
美しい色彩や光をいっぱい感じたみたいなSHALLOW SLEEPでした。
ここまでの5曲で、『私はROENTGENは原曲(もしくはenglish ensemble)に近いアレンジでより感動するものなのかも…』なんて思っていたんですけど、この曲については別にそうではなかった。SHALLOW SLEEPだけはROENTGENで『普通の曲』だと以前ハイドは言っていたけど(と、友人のみゆさんのtweetで思い出した)だから、この曲は色々な形態を楽しく感じる曲なのかも??(私は実は原曲以上にenglish ensembleが好き)今回の上品で華やかなアレンジも素敵でしたし、DIST.バージョンとかもあったら楽しそう。
でもそういうことだけじゃなくて、やっぱりアレンジ自体が好みだったっていうのも大きかったのかな。

初日はROENTGEN曲の中でこの曲の歌が1番叙情的に感じて、そこが大好きでした。

7.Forbidden Colours

ROENTGENといえば&ハイドのルーツのひとつといえばデヴィッド・シルヴィアン、という印象はあれど、聴けるなんてまったく予想してなかったので、本当にびっくりしたし、嬉しかったです…(けど、よく考えたらMerry Christmas, Mr.Lawrenceのテーマなんだから、クリスマスにやりそうだって想像もできたのでは…!?wと、初日の公演の数時間後にやっと思いあたりました笑 ちなみに私は戦メリをきちんと観たことがない…観よう…)

初日、曲前のハイドのMCでLynneさんが涙をぬぐっていらして…それにもぐっときてしまった…(ハイドもLynneさんもデヴィッド・シルヴィアンが好き、という話の中で。こんな話が聴けて物凄く嬉しかったです!!ROENTGENの英詞大好きなので、Lynneさんに深く感謝しているので…。ROENTGENについて、Lynneさんと「みごとに同じ方向を向いて作品をつくれたのでとても幸運でした」と言っていました)
初日は色々胸がいっぱいになりすぎてMCをおぼえきれなかったのでw2日目はMCをメモしたんですけど笑(カッコでくくっている部分は曖昧です)
ROENTGENの元にもなってると言っても過言ではない曲をやろうと思います
「(10代の頃からハードロックを聴きながらも)彼のくらーくて耽美的なこの退廃的な雰囲気の曲をずっと聴いてきました
すごく話がわかる」←Lynneさんについて

歌い出しの低音がとても、美しくて、そして、デヴィッド・シルヴィアン的で…胸がいっぱいになりました…
ROENTGENの元になった曲、と言って、ああして、ああいう歌声で、Forbidden Coloursを聴かせてくれたことに、何だかすごく、深い気持ちになりました。奥の方にしまってある古い宝物をハイドに見せてもらったような感じで…本当に幸せでした。

ちょうど黑ミサの数日前に、3年くらい前の、ハイドがブリティッシュニューウェイヴを1時間紹介していた大好きなラジオ(Forbidden Coloursもかけていた)の一部を聴き返したばかりだったから、多分、それで余計にそう感じたのかもとも思います。

黑ミサTOKYOがとても特別な時間だった、と前半部分で私が感じた1番の理由は、Forbidden Coloursを聴いていたあの数分間の静かであたたかな、深い幸福感かもしれません。

歌も、静かに美しく奏でられてゆく音も、ハイドの空気感も、本当に本当に素敵だったんですけれど、照明も素敵でした。間奏で天井に映し出された光の模様が、木漏れ日のようだとも、万華鏡のようだとも、思いました。

8. DEPARTURES

好きな曲なので生で聴けて嬉しかった!
アレンジがとても素敵でした。
歌声もとても美しくて…『どこまでも限りなく降り積もる雪』や、冬の空気をすごく感じたんだけど、でも、私は音源や2016年のMステの歌の方がぐっときて好きで、何で!??とちょっと最初は自分がよくわからなかった笑 声の美しさやうまさ、壮大さを今回の方が音源より感じたし……でも多分、今のハイドは切なさの表現の仕方が変化したからなのかもしれません。

9. VAMPIRE’S LOVE

ちょっと今はまだ、私にはこの曲を冷静に聴ける精神力がなかったようです笑
あまりおぼえてない…
私は途中からはVAMPSに対してとても真剣にファンになったし応援していたけれど、どこかクール?ドライ?な部分もあったファンだったので、黑ミサでどの曲が演奏されても、感傷とは切り離して聴けると思ってたんだけど、そんなことはなかった…

+++

何だか暗めの感想になってしまった気もするけど、後半についてはもっと明るいです笑

私は黑ミサ TOKYOは、とにかくROENTGENの曲が聴けることが楽しみでなりませんでした。
ROENTGENが本当に大好きで…一言で言えば、この世で1番特別に思うアルバムがROENTGEN.englishです。ROENTGENの曲がたくさん聴けるなんて、もうそれだけで、夢みたいに思っていたんです。もちろん、kenちゃんのギターが聴けること、2人の共演が観られること、ラルク曲が聴けることもすごく楽しみでしたが、ほとんど、そこまで意識がちゃんと回っていなかった…。
そして、ROENTGEN曲をやるならば、私はどの曲にも無条件に感動するんだと思っていました。ROENTGEN曲は、ハイドがハイドである限り、ハイドが歌ってくれる限り、私にとって至高のものだと。

苗場のROENTGEN NIGHTは私にとっては宝物のような時間だったと、いまだによく思うのですが、あの時のリズム隊は、私にとっては、ROENTGENを奏でて欲しい!!と思うタイプとは違いました(淳士のドラムはかっこいいドラムだし、思っていた以上の素敵な彩りを感じて、さすがすごいんだなー!なんて思ったけれど、ROENTGENの音楽でこそ聴きたい、と思うタイプではなかった)それでも、大感動したんです。
原曲からアレンジされていた部分がイヤ、とかもなかった。ハイドの声や歌い方の変化も、違和感とかは全然なくて。むしろ根底の変わらなさと変化の美しさの両方を感じて大好きで、『今』のハイドのROENTGENが聴ける幸せを噛み締めました。4曲演奏した黑ミサ富良野(2014)でもそうで、変わらなさと変化の両方が大好きだったし、幸せだった。
ってことは、ハイドが存在し、歌っていれば、私にとってのROENTGENの素敵さは変わらないのだろうなと思っていました。
しかも今回、ダブルカルテットで、素晴らしきサポートの皆さんとで、しかもYUKIくん(YUKIくんのアコギ大好きだし、ROENTGEN NIGHTの時もすごく素敵だった)だし、と。その上コーラスに、歌詞の英訳を担当されたLynne Hobdayさんですもの!!きっと、苗場や富良野以上に私にとっては嬉しいROENTGENになるのだろうと思っていました。

でも、予想していたのと感じ方が違いました。黑ミサのROENTGEN曲は素敵な声や音がいっぱいだったけれど、耳ではなく心が、SHALLOW SLEEP以外には思っていたほどには私は満たされなくて……大好きなエッセンスが見出せなくなってしまったように思った曲すらあって、自分の感じ方にびっくりしました。多分、会場の規模と編成とアレンジは大きな理由だと思うけど…

でも今回の編成とアレンジはきっと、1万人以上が集う縦に長い会場に、すごく合わせて、練られたものなのではないかなと思いました。だからあの規模のコンサートで、今回のアプローチのROENTGENが演奏されたことには、今思えば、なるほど……!という感じなんです。
でも聴いていた時は、入り込めなかったり、大好きな曲とは違う曲だ、と感じた曲もありました。

そしてROENTGENの魅力はいくつもあるけれど、ハイドの歌に関して、私がROENTGEN曲での魅力だと1番感じていたのは、空間や風景を描き出す力の物凄さと、静かで深い感情表現での雄弁さでした。
黑ミサで聴いたROENTGEN曲でも、前者をSECRET LETTERS以外にはとても感じて、ハイドの歌のこういうところが本当に大好きだなあ…と改めて感じました。でも後者は、求めていたほどには感じませんでした。

色々と、私が魅力を大きく感じてる部分とは違う部分の魅力が大きいROENTGEN曲達だったのではないかなと思います。
もし私がROENTGENをこんなに特別な大好きな至高の存在だと思っていなくて、CDでも聴いたことがなくて、あの晩初めて聴いていたのなら、大感動したと思います。曲も演奏も歌声も、とても美しいコンサートだったから。そこまでではなくても……もしかしたら、生で聴くのが初めてだったら、もう少し、違う感想だったかもしれません。

あ、あと、ROENTGEN曲の英語の発音がいくつかの単語でちょっとアメリカ英語風味なところもあって(そんなにはなかったけど)できることならイギリス英語風味なら嬉しかったけど、それは贅沢なのはわかっているので、はいど語的な感じだったら嬉しかったなとかも思いました。

黑ミサ直後は、前半に対する自分の感想が色々と悲しかったりもしたのですが(素敵なコンサートだったとは思っているのに、私自身は幸せになりきれなかったことが)今は、重たくとらえすぎないようにしよう、と思うようになりました。
素敵なコンサートだった、と思ったのも、幸せな気持ちをもらったのも、確かだったので。

その2に続きます!


philomel at 23:00|PermalinkComments(0)

2018年01月07日

KISS OF DEATH 歌詞聞き取り&雑感

HYDEプロデュースの中島美嘉のKISS OF DEATH、本日フル音源試聴公開だったので、聴きました!→http://darli-fra.jp/

公開開始直後に、割と気軽に再生してみたら、ぐっときてしまいすぎて、びっくりしました…
私はこんなに、ハイドの『詩』を待っていたんだなあと。

歌詞を聞き取ってみました。
今回は英語の部分が聞き間違えている気がとてもするので、特に(これは絶対違うのでは…)って思う部分は色を薄くしましたw
他にも色々間違っていそう…。
歌詞を読める日が待ち遠しいです!

++++

そばにきて くずれゆく抑制
僕を怖がらないで ah

飛べない鳥が夢見た空
交わってく色 それは違うred

ドアを叩く音に僕は耳を塞いだ
叩いてるのは君?それとも他の…

Will your lips trust kiss of death?

ダーリン運命が血管を走るよ
動き始めた世界 愛
誰よりも溶合いたいよダーリン
僕を怖がらないで
Kiss me, now

君を味わいたい そんな僕は変?
ひとりじゃそれは感じられない

抱きしめ合うのは傷を塞ぐから
僕の唇がその息を塞ぐ

Will your lips trust kiss of death?

ダーリン鼓動が指の先まで
溶け出す気持ちは何?ねぇ
そばにきて 崩れゆく抑制
僕を怖がらないで
Kiss me, never end

死が行く時と似た
感覚と君の味がした

Did your lips trust kiss of death?

ダーリン運命が血管を走るよ
動き始めた世界 愛
誰よりも溶合いたいよダーリン
僕を怖がらないで

君を味合わせて
Oh kiss me, now

++++

Will your lips〜の部分は、私にはWill your lips just kiss of death?と聞こえるのですが、それだと文法的にありえないので、最初はjustと音の近い動詞のadjustを当てはめましたが…adjust to kiss of deathというのは考えにくいな…って感じで、結局trustを入れてみました。Will your lips trust kiss of death? rは聞こえない気がするから違うかな…全然違う単語かも。
そんな風に、聞き間違ってるかもしれないけど、Will your〜?という文が最後にはDid your〜?になることと、Kiss me, nowKiss me, never end(後者は文法を考えると違う言葉なのかもしれないとも思うけれど)の対比で、VAMPIRE’S LOVEの英詞を思い出しました。時制が変わることによってのドラマチックな効果がある歌詞。かもしれない?

++++

ハイドらしさを全然感じないカバー曲(たとえばひたすら明るくて生活感のある曲、とか…?)のハイドの歌声と、他の歌手への提供曲のハイドらしい歌詞、どちらをより求めるか、と聞かれたら、私は後者と答えます。
そこまで極端なこと考えなくてもw私は本当にハイドの歌詞が好きで…好きなことはよくわかっていたけど、こんなにも待っていたんだ、と、今回聴きながら、ちょっとなんだか、圧倒されてしまいました。

KISS OF DEATH、HYDEが歌っていなくても、曲も歌詞も、とてもHYDEっぽいですよね。中島美嘉の歌が曲の世界をとても伝えてくれているからこそ、ってことも大きいと思うけど。
タイアップの作品の世界に合わせて書かれたハイドの歌詞(SEASON’S CALLとか、ハガレンの曲達とか、Don’t be Afraidとか)って、その異世界の中にとてもハイドらしい、ハイドならではの視点や感情があざやかに映っていることが多いと感じていて、そういう歌詞が大好きなので、楽しみにしていました。期待通り、期待以上、でした!
何せハイドファンなので、ハイドの中に広がっている世界やハイドの視点を感じられるハイドの歌詞が好き、っていうのも多分にあるんですけど、それだけじゃなくて、この歌詞って、すごく、感情や風景が浮かびやすくて、そういう、詞としてのパワフルさも大好きです。世界設定は異世界(私の知らない、ダリフラの世界)なんだけど、感覚が生々しくて、言葉への閉じ込め方が美しくて、ひきずりこまれます。ハイドの詞ってこう感じることも多くて、本当に好き、って思うんですけれど…

++++

最初に聴いた時、ドアを叩く音に僕は耳をふさいだ 叩いてるのは君?という歌詞に、とてもハイドを感じて、特に心揺さぶられました。
この歌詞に私はまずDon’t be Afraidを思い出して、ここ数年のハイドの歌詞はこういうモードなのかな、とも思ったんですけど、少しして、風にきえないでにもっと近い色合いかも、とも思いました(そもそも、風にきえないでとDon’t be Afraidの詞には共通性があるとも思っている)
あと、その他の部分で、SEASON’S CALLを思い起こしたところもありました。

でも何回か聴いているうちに、それらの曲以上に接吻を思い出して、そのことが何だか意外でした。(だから歌詞の聞き取りで、溶合う、っていう漢字の当て方をした)
とけあうイメージや、キスや、君(貴方)が心(のドア)を叩いている情景から連想したというのも大きいと思うんだけど…それだけじゃなくて、感覚、感情に共通性も感じて…
もしそうだとしたら、この曲の歌詞って、とても幸せそうな歌詞だな、って思ったのと、接吻の接吻はKISS OF DEATH(=命取りになる行為、災いの元)だったのかな、なんてことも思いました。(あれ、じゃあ結局幸せではない!??w)(でもだからこそ余計に幸せ、でもあるのかもしれない)

とにかく、この歌詞、好きです。
発売が楽しみです!

追記:友人が言っていて、そうだこの既視感(幸せな、良い意味での)ってそれもだ!って思ったんだけど、接吻の次くらいに、永遠の歌詞も思いおこされます。

philomel at 20:45|PermalinkComments(0)

2014年12月23日

HYDERoom Presents 黑ミサ 2014 in Furano(12/18)その1

富良野で行われた、HYDEの黒ミサに行ってきました!私は前半日程…18日の方でした。
HYDEとしてのイベントで、HYDEソロ曲もVAMPS曲もアコースティックで、という今回の贅沢さ、私はきっと感動しすぎて記憶が曖昧になりそう…と思ってはいたんだけど、非常に幸運なことに、1番前のテーブルだったので(´;ω;`)予想していた以上に記憶が吹っ飛びました…wでもメモを取りながら観ていたので、それを手がかりに思い出してます。
 
主にMCレポと、ライブ内容の感想です。
 
必死にメモを取りながら観ていたのでw「」内のMCは言い回しもハイドが言った通りのはずです。
でも、同じくらいがんばったw苗場のROENTGEN NIGHTの時のレポの時よりも、かなり言葉の抜けがある&メモが乱筆過ぎて解読困難なので(^o^;;曖昧な部分も多いです。無念…!!w(メモはもちろん手元全く見ないで書いていたので字が重なったりもしていて…なかなか悲惨ですw)
メモしてなかったり、解読ができなかったりで言い回しの曖昧な部分は、『』で括ったり、「」の外に出したりしています。
 
私は普段はMCレポをするのが苦手なんですけど、たまに、どうしてもMCレポがしたい!と事前に思う時があって、今回はそれでしたw
そういうとき…特にハイドのMCの場合には、語尾なども変えずに、できる限りは自分のフィルターを通さない、ニュアンスに自分の解釈を加えないレポをしたいって思います。レポと感想は分けたいので。でも、ハイドの長いMCの時の言葉って、言葉通りに書き取ったところで、ハイドのこめていた(と思われる)ニュアンス自体は伝わりきらないんだろうなあ、文字って限界があるなあ…なんてこともよく思います(笑)ハイドのお話は、言葉以外の、抑揚や間の部分がとても大事なのかもしれません。
 
ライブの記憶って、テンション上がり過ぎてぽーん!と飛んでしまうことが多いので(メモしないとMCの言い回しなんてほとんどおぼえられませんw)曲中も歌い方やアレンジやサウンドが印象的な部分や感想はメモしていました。でも今回、曲中はそんなにはメモが取れなかった(´・ω・`)
1番前のテーブル&会場明るいと、ちょっと、曲中に頻繁にメモを取るのが恥ずかしいというか、申し訳ないような気持ちになっちゃって…笑
 
メンバーは、キーボードJINさん、ベースALI、ドラム齋藤たかしさん。
齋藤さんは存じ上げなかったのですが、発表された時にプロフィールをぐぐったら、クラシック出身で、ジャズやポップスも叩かれる方だと知って、わー!!ってなりましたwそしてyoutubeでちょこっと音を聴いてみたら「わぁーーー!このドラムでハイド曲って、とても楽しくなりそう!!」って思って夢膨らませていたのですがwやっぱりとても楽しかったです。よくブラシを使ってらっしゃいました。ドラムセットはワンバス、ワンタム、ワンフロアで、GRETSCHのもの。シンバル全部は見えませんでしたが、クラッシュシンバルはSABIANだったのが見えました。
JINさんはJINさんだし(?)ALI好き(しかもリハの写真にアップライトベースが写っていて、わーー!ALIがアップライト!!って…実際、全曲アップライトでした!)だしで、楽しみ過ぎてどうにかなりそうだったけどw期待通りかそれ以上にそういうところも楽しかったです。
サウンド的に何でそんなに楽しみだったかって…ハイド曲には何曲か、ジャジーな要素のあるものがあるし、私は何となくジャジーなものが好きなので、そういう方向で、大人っぽいハイドの表現も聴きたいなってよく思っていたんです。(*´ω`*)
 
黑ミサは、ディナーが18:30スタートで、ショーは20:00スタートでした。
セットリストは
evergreen(HYDE)
WHITE SONG(HYDE)
Angel’s Tale(HYDE)
Last Christmas(Wham!)
Hurry Xmas(L’Arc〜en〜Ciel)
Vampire’s Love(VAMPS)
雪の足跡(L’Arc〜en〜Ciel)
Shallow Sleep(HYDE)

でした。
 (ラルク曲も!!)

ステージは凸型を反対にした感じで、でっぱり部分にHYDEの椅子とマイクがありました(私のテーブルはその最前の、やや下手寄りだった)。
下手にJINさん、HYDEの後方の下手側にALI、上手に齋藤さん。
ステージ上には無数の燭台(蝋燭は本物ではない)がありました。

UNEXPECTEDが流れる中、下手からJINさん、齋藤さん、ALIの順番に登場し、最後にHYDE。
HYDEは、ジャケットとパンツは黒で、シャツが白だったと思います。とってもナチュラルメイクで、久しぶりの裸眼!
ナチュラルなハイドが大好きなのですっごい嬉しかったです。ナチュラルだとますますたれめちゃんだ♡(*´▽`*)
私最近よく、ハイドのエイジング萌えを提唱しているのですが(??w)今回、とってもエイジング萌えしました…良い意味で年月を感じて、大人っぽくて、とても素敵でした。
 
1. evergreen
ピアノのみの短めのイントロから始まりました。
 
何て美しい軽やかな歌声…!って思いました。この数年のハイドの、高音がぎゅっとつまっていて突き抜けるような歌声が大好きです。そういう歌声でこの曲を歌うと、沈んだアンニュイさはない感じ。
原曲のevergreenよりも彩度が高いような…澄んだ色合いに感じました。
 
1曲目からevergreenなんて反則だ…!泣いてしまう…と思いました(笑)
でも、哀しさや切なさ以上に、美しさ純粋さを強く感じる歌声だったな…と私は思います。あまり暗くなかった。でも明るい澄んだ美しさだからこそ、達観を感じて切ない、とも感じました。
原曲の暗さが大好きなんですが、こういうevergreenも素敵だ…ととても思いました。(いや、明るい、と言っても、暗さはあるんですけど、この曲だから)
 
明るさとクリアさは、歌声だけでなく、アレンジとサウンドのお陰も大きかったんじゃないかな?と思います。キーは少し上げていた感じでしたが、何音上げだったかはおぼえてません(>_<)DIST.バージョンほどではなかったと思うし…多分半音上げくらいだったかな…?
THIS SCE(2拍入る)NERY(2拍入る)や、こもー(2拍入る)れびー(2拍入る)という感じのアレンジでした。ここのリズムをどのパートが鳴らしていたかが思い出せなくて残念なんですけれども…。このアレンジで軽やかな美しさが増していたような気がします。
 
アウトロの歌声がとても美しかった!!
うまく文字にあらわせないんですけど…メモには『アーアアーアー ンーンーンーuh』って多分書いてありますwww
 
MC
「ようこそ黑ミサにいらっしゃいました。よく来たね。よく来れたね」
「あのー黑ミサって言いますけどあのー悪魔を崇拝する為に開いたわけじゃないんで。ただちょっとね、そういう方がわくわくするかなと思って」
「リラックスして」「リラックスにはお酒『の力』」
「乾杯しようか『な』」
 
「富良野の夜と!」←今のVAMPSツアーで「キモチイイ!」って言ってる時みたいな男らしい声w
(皆「富良野の夜と!」)
「人生に!」
(皆「人生に!」)
「乾杯!」
(皆「乾杯!」)
(これ、たしか最初一言目だけ言ってちょっと失敗(お客さんの声が小さかったんだっけ、何だっけ??)したんだった気がします)
 
「いやーしかしね本当皆のHytterを見てると、僕あのあんまり天気の事気にしてなかったので」
「いつも天気に恵まれる人なんでまったく気にしない人になってしまって」
「そっか『飛ばないって』あるんだなーって。良かったです『ね』」
「本当にこんな地の果てまで、しかも平日にね。かなりコアな人だなと思ってるんですけど」
「それと同時にでもその分競争率減るわけじゃないですか。やったと思った『か』もしくはめっちゃムリして来たか!」
「VAMPSメンバーも『いなかったんで』急遽こういう『アレンジに』なりました」
「緊張してるん?僕だけかな?緊張してるの。あのーゆっくり、今日は楽しみましょうね。折角こんな遠くまで来たんだから」
 
「次の曲をちょっと紹介します。今日はね、ROENTGENの曲をやろうって全部やるとかそんなんじゃないんですよ。僕のやりたい曲、『気になる曲』を」(皆が好きな曲を、とも、たしか言っていた気がします)
「そう言っときながらROENTGENの曲なんですけど」
「ROENTGENを作る時に最初に作った曲で、ソロやりたいっていうのもなかなか『勇気』がいることで」
「プロモーションとか打ち合わせする時、ずっとこの曲がしゃっしゃっしゃっしゃって鳴ってて」
「雪が大好きで、すごく大好きな人がいて、僕みたいな人なんですけど」
「そしたらまたもう1年やっていける」
「雪が降ると嬉しい、『みたいな曲です』」
 
ここのMC、結構抜けがあるのですが、大好きだったのでどうしても思い出したくて、後で一緒だった友達に確認したんですけれど、
『雪が大好きで、すごく大好きな人がいて、僕みたいな人なんですけど、雪が降って真っ白になることによって自分がリセットされたような気になって、そしたらまたもう1年やっていける』
という感じだったと思います。
 
『僕みたいな人なんですけど…』のあたりを聴きながら涙がこみあげてきてしまって、メモがうまく取れなかったんです…\(^o^)/ww
後から考えれば、『僕みたいな人』っていうのは、『僕みたいに雪が大好きな人』だったのかな?とも思いますが、聴いた時は、『僕みたいな人が雪が降ってリセットされたような気になって…』っていう風に感じたんです。
私はROENTGENでWHITE SONGが1番好きな曲なので(HYDEソロ曲で1番好き)このMCを聴きながら、「ああああWHITE SONG…!!」ってとても思って…そして、あの当時のハイドを思い浮かべて、すごくぐっと来てしまって、あの当時のハイドが、この曲の雪でリセットされて前へ進んで行ったのかな、とか思って、気持ちがあふれてしまって、ちゃんとメモ取れなくなっちゃったんです…w
 
2. WHITE SONG
その、ハイドの言っていたあの『しゃっしゃっしゃっしゃっ』のイントロがピアノ音で始まりました。この音はサビ前までずっと奏でられていたと思います(って、原曲と同じですね、原曲はピアノではないけど)
この曲の演奏はピアノ音がとても印象的で、サビの『ちゃららちゃらら〜(って書くと何かヘンですけどwメモにそう書いてありますwたしかにそういう感じでしたw)』って音も美しくて印象的でした。
 
歌い出してすぐに、何てディープな声だろう…!と思いました。美しかった…。深い声も軽やかな声も両方いっぱいで、聴き惚れすぎて魂がどこかに飛んでってしまいそうでした(?)
この曲も原曲より明るくて、キーも上げていたと思います。苗場の時よりも上げていた気がして、1音上げかな?と思うのですが、全然自信がありません…(苗場は半音上げかな?って思ったけど、それも自信がないのでw)
原曲より明るかったけど、でも、原曲の空気と大きく変わってるとは私は感じませんでした(でもそれは、苗場の時から大きな印象の変化がないからそう思うのかも)でも、明るいことによって、雪のきらめき、白銀の世界の美しさ、白の純粋さがより一層浮かぶ感じ(雪のあたたかさ、の方は、原曲の方が強く感じるかも)。
 
everywhereのe~が何とも美しかった…。
間奏の♪だらーらら〜ら〜 の歌声もすっごい素敵だった!!
on and onの後、シンバル…多分ライドだったかな…?が印象的だった…みたいです(メモによるとwちょっと思い出せない…)
 
Cメロの『壊れた』の直前の間奏が『ちゃーちゃちゃちゃー』(ってピアノかな?)の後に、ドン!って太鼓の音が入って、一体ドラムのどこの部分を叩いていたのかは思い出せないんだけど、スティックはマレットを使っていたと思います。印象的でした。
Cメロの『い』が何ともつやっぽかったです。

曲終わりに「ありがとう」って言ってました。

原曲は勿論のこと、苗場のWHITE SONGも大好きで、一生忘れない歌声だと思っているのですが、今回の歌、苗場の時以上に自由自在で、空と大地に駆けていくような歌声だと思いました。大好き(;;)
 
私本当この曲が大好きで…
2011年の富良野のROENTGEN NIGHTに落選してしまった時、「WHITE SONG1曲を聴く為だけにでも、富良野に行きたかった…」って泣けてしまったことをよくおぼえてます(笑)
今回雪の富良野で聴けて、夢が叶って、本当に本当に嬉しかったです。雪の富良野だし、WHITE SONGやるんじゃない?って声をよく聞いて(見かけて)いたけど、『黒』ミサだしどうなんだろう…やらなかった時悲しみたくないから期待はし過ぎない…!とも思ってたんですww
黑ミサの前や前夜に雪の中を歩いていたとき、よく脳内にWHITE SONGが流れていました。
聴けて、本当に嬉しかった…残る野望?夢?は、englishバージョン(Cメロが違うだけだけどw日本語以上に更に好き(*´ω`*))をいつか聴くこと、でしょうか!笑 いや、日本語でも英語でも何でもいつでもどこでも聴きたいですけれど…。
 
MC
「すっごい見てるし(笑)」
「WHITE SONGでした。しゃしゃしゃしゃーっていうのが雪っぽいなあって」
 
「僕はどうも小さい時に雪が大好きでね。雪が降らない所で『生まれた』んで。雪が降っても少しだけ。こんくらい(手で数センチつくっていたんだったかな?)」
「雪の降った日に車がどろどろ」(数センチ車に積もった雪を子供達がかきあつめるから)
「和歌山なんですけど。和歌山では雪が珍しい」
「僕が初めて『スキー場で雪を見たのは小学校1年生くらい。親が』この子狂ったんじゃないかってくらい走り回って、寒いのにきゃっきゃきゃっきゃ。雪の中飛び込んでって」
「だからくるんでしょうかね?雪を見るとすごくどきどきしてロマンチックな」
「富良野に来たのも最初は、僕北の国からが大好きだったんで
「ツアー中とかだったんですけど。その時はもう2度と来ないだろうなって『思ったんですけど』いやー何回来たか、あれから?(JINさんに尋ねてる)片手でおさまらないくらい。こういうイベントやりはじめてから。今年も無理矢理ね『スケジュール入れたくて』なんですけど。それくらい何か癒されるんですよね。そんな無理して行かなくていいんじゃないか、って言いたくなったくらい。いや『行きます』」
 
「これ後ろまで声聞こえてますか?」
 
ここで、メンバー紹介。
 
「JINさんはずーっと一緒に曲つくったり。丁度このROENTGENの時からかな、タッグをくん『だ』。その少し前からラルクで曲作る時とかに『』なりはじめて。ROENTGENは最初から最後までびっしり」
(ハイドの曲作りは)「気に入るまでアレンジを繰り返す。それに付き合って『くれて』ゴーストライター、僕にもしいるとしたらJINさんですね。僕が曲をああしてって言ったらやってくれるんですよ。僕にとってのゴーストライターはJINさん。すごく重宝してます。素敵なゴーストライター。色んな事をやらされてて可哀想なんですけど、そんなJINさんです」
 
「ALIとも随分長いですね。出会ってから長いと思うんですけど、普段ねーもう1人やかましい人がいるんで、Aliとしゃべることあんまりなかったかな」(だから、今回一緒にやってしゃべれてうれしい、というようなことを言ってました)
「元々Aliには憧れがあったんで。すごくいい曲をつくるん『です』。今回やってもらえるって『???』」
「普通のにん…日本人にはつくれない曲だなって思ってて。いつか僕の曲も作って欲しいなって思ってるくらい『いい曲を書きます』」
ALI「いつでもやりますよ」
 
「もう1人齋藤が『増えてしまったん』ですけど。急にね」
「これがほんとにね酒飲ますのがうまい!プレイもすごいんですけど、バンドのメンバー酒飲めるかですから。意外と重要なんで『飲めてしゃべれるか』大人になると」
 
「そういうメンバーでやりたいと思います」
「(お客さん達に)大丈夫?色々大丈夫?『???』りとか、自由『で』」

続く!

philomel at 21:38|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2014年09月27日

VAMPIRE'S LOVE 訳

VAMPIRE'S LOVEの英詞がVAMPSのfacebookとHytterで公開されましたね!FBの歌詞の記事はこちらです。
時制や2番のBメロなど、前回の記事でした私の聞き取りは数カ所間違っていたので、正しい歌詞に合わせて、和訳を少し修正しました(前回の記事、サビ2行はめざましで出たテロップそのままにしていたんだけど、あれ、ちょっと間違ってたんですね。find their wayよりfind the wayの方が音も意味もしっくりくる気がするとか思ってたら、find the wayだった!)。
基本は変えていないので、また、聴きながら意味を追いやすいことを目指した訳です。大きい間違いはしていないと思います…多分w
追いやすい語順を優先した為に意訳した部分の言葉通りの訳や、補足は末尾に載せています。

++++++++

まぶしい笑顔に あと少し届かなかった
何て君は愛らしく無邪気だったんだろう
もし僕がこの夜を越えて太陽に辿り着けたなら
君へ言葉を何てかけてただろうって今も思うよ

さまよう君の夢が 星の鎖に明かりをともして 道をみつけさせた
真っ暗な夜の中 そう 僕の迷子になった凍った心の中
遠い昔…

たとえ何も変わらなくても…
そう、影の闇で 君の澄んだ空を曇らせはしないよ
君を見守った 闇に潜み 君から隠れて

さまよう君の夢が 星の鎖に明りをともして 道をみつけさせる
真っ暗な夜の中 そう 僕の迷子になった凍った心の中

まだ今も…
まだ今も…

世界よりも
そして命よりも
僕には君がこんなにも愛しい
君を傷つけさせはしない

君への言葉を 静かにささやくよ 窓ガラス越しに
それは僕のくちびるから次第に消えゆく、「愛してる」

さまよう君の夢が 星の鎖に明かりをともして 道をみつけさせる
真っ暗な夜の中 そう 僕の迷子になった凍った心の中

まだ今も…


++++++++

詞が発売より早く公開されて、本当に嬉しいです(*´▽`*)

先日、iTunesでピアノver.を試聴しました。
日本語詞はやっぱり英詞よりも大分情報量が少なそうで、おおっと思いました。英詞のどの部分が描かれているのか、どういう詞になるのか、そういうところもとても楽しみです!
発売日が待ち遠しい〜

++++++++

beyond my reach:
手が届かない

if I could cross my night into the sun:
もし僕が僕の夜を越えて日向(太陽)に行けるなら
仮定法過去です。『辿り着け"た"なら』という訳にしたのは、過去のハイド詞での仮定法過去が、こういう言い回しの訳され方をしていた印象があるから(e.g. evergreenのif only I could stop the flow of time Turn the clock to yesterday Erasing all the pain.. mm無情な時計の針を痛みの分だけ戻せたなら

All my words to you:
僕の君への言葉のすべて
 
dream of you:
君の夢。
『君が見る夢』だったらdream of yoursなので、この夢を見ているのは『君』ではない。文脈的に『僕』が見る『君』の夢だと思います。

in the darkest night of my lost and frozen heart:
ここのofは、同格のofとして訳せるかな?と思いました。
つまり、the darkest night=my lost and frozen heart。『僕の迷子になった凍った心という1番暗い夜の中で』です。

long ago:
ここがやっぱり1番私の聞き取り間違ってました!
この言葉ひとつ(&1番のサビだけ時制が過去形だということ)で、ものすごく、切なくなりますね…素敵だー…(;;)
1番のサビのlong ago=ずっと昔、と2番のサビ&大サビのEven now=今もまだ、の対比が切ないです。

hidden in the dark from you:
闇の中に、君から隠れた
from youが目立って歌われているので、最後をそういう言葉にしたくて、言葉を重ねて補った訳し方にしてみました。

you won't be hurt:
君は傷つけられないだろう

My words to you, gently whispered through the windowpane:
窓ガラス越しに静かにささやかれた 僕の君への言葉



philomel at 23:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年09月11日

VAMPIRE'S LOVE歌詞聞き取り&訳

VAMPSの新曲、VAMPIRE'S LOVEの歌詞が気になったので、ラジアンで解禁された音源から、聞き取り&和訳を試みてみました。
VAMPIRE'S LOVEはとにかく、ハイドの歌の持つ力が圧倒的で…曲の中で描かれている感情と、その表現のされ方とが、何て強力で美しいんだろうと感動しました。だから表現の手段のひとつである、言葉もとても気になったんです。

聞き取り、多分間違ってるところもあって、リリースされて答え合わせしたら恥ずかしくてうわああん!ってなる気もするけどwとりあえずやってみたくて!

サビの最初の2行はめざましテレビでテロップが出ていたので、これで合ってるはずです。

(※9/27にfacebookとHytterで歌詞がupされた(→FB記事)ので、数カ所私の聞き取りが間違って訳していた部分を修正しました。→VAMPIRE'S LOVE 訳
(この記事は間違ってる部分もあったので恥ずかしい&申し訳ない気持ちもありますが、消すのも何なので、このままにしときます…)

+++++++

The dazzling smile was just beyond my reach
How sweet and innocent you were
If I could cross my night into the sun

All my words to you, I still wonder what I say

Stray dream of you lights the chain of stars to find their way
in the darkest night of my lost and frozen heart
lonely heart

Even if things don't change  mm…
So the shadow's dark would cloud up clear skies

I watched over you, hid me in the dark from you

Stray dream of you lights the chain of stars to find their way
in the darkest night of my lost and frozen heart

Even now
Even now

More than the world   
and more than life
still you've been so dear
You won't be harmed

My words to you gently whispered through the window pane
They just fade away from my lips, I love you

Stray dream of you lights the chain of stars to find their way
in the darkest night of my lost and frozen heart

Even now

+++++++

聞き取りがどこか間違っていそうなのに訳するのはちょっと…だけどw ↓は、例によって、聴きながら意味を追いやすいことを重視した&シンプルを目指した訳です。
聴きながらの追いやすさ重視=英語の語順に近づけようとした結果、倒置が多め&少し意訳した部分もあります。意訳したものについては全部この記事の最後の方に、言葉通りの訳を書いてます。

語順の為の意訳はしたけど、他はできるだけ意訳はせず、私の解釈は入れない、素直な訳にした…つもり!


まぶしい微笑みに あと少し届かなかった
何て君は愛らしく無邪気だったんだろう
もし僕がこの夜を越えて太陽に辿り着けたなら

君へ言葉を何てかけるだろうって今も思うよ

さまよう君の夢が 星の鎖に明かりをともして 道をみつけさせる
真っ暗な夜の中 そう 僕の迷子になった凍った心の中
孤独な心の中

たとえ何も変わらなくても…
そう、影の闇は 澄んだ空を曇らせるだろう

君を見守った この身を闇に潜ませ 君から隠れて

さまよう君の夢が 星の鎖に明りをともして 道をみつけさせる
真っ暗な夜の中 そう 僕の迷子になった凍った心の中

まだ今も
まだ今も

世界よりも
そして命よりも
まだこんなにも愛しい
君を傷つけさせはしない

君への言葉を 静かにささやくよ 窓ガラス越しに
それは僕のくちびるから次第に消えゆく、「愛してる」

さまよう君の夢が 星の鎖に明かりをともして 道をみつけさせる
真っ暗な夜の中 そう 僕の迷子になった凍った心の中

まだ今も


++++++++

strayもlostも、どちらも『さまよう』『迷子になった』と訳せる言葉です。
strayではなくlostの方を『迷子になった』と訳したのは、a silent letterの歌詞の『迷子になった幼い時のようだね …さよならは』と、これの'to say good-bye is like being a small lost child again'を思い出した所為がほとんど。単純に語義的にもこちらの方がしっくりくるとは思ってるけど。

聞き取りが合っているかもわからない詞について感想や解釈を書くのは何か違う気もするけどw私はVAMPIRE'S LOVEとa silent letterはとても、「同じ人が書いた詞だああ…」って思います。感情の種類が似ている部分があるというか…わああ…って思いました。舞台設定や、色合いは全然違いますけども。
同時に、ハイドが歳を重ねたからこそなのかな、って思う変化も感じて、感慨深くもなります。

他に思い出したのはevergreenだったのですが、それは、you've been so dear(と聞こえるんだけど、違ったらすみません!w)って言葉があるからかな?wでもそれだけじゃなくて、物凄くピュアな愛情を感じるからかもしれません。

あと、I love youって言葉をつかうのが珍しくて、印象に残りました。
I'm so happy以外にあったっけ…?

+++++++

beyond my reach:
手が届かない

if I could cross my night into the sun:
もし僕が僕の夜を越えて日向(太陽)に行けるなら

All my words to you:
僕の君への言葉のすべて
 
dream of you
君の夢。
『君が見る夢』だったらdream of yoursなので、この夢を見ているのは『君』ではない。文脈的に『僕』が見る『君』の夢だと思います。

in the darkest night of my lost and frozen heart:
ofって、文章によっては結構訳しにくい…ここのofは、同格のofとして訳せると思いました。
つまり、the darkest night=my lost and frozen heart。『僕の迷子になった凍った心という1番暗い夜の中で』です。

lonely heart:
ここが聞き取りづらくて、私の耳には、lonelyはlonging(憧れに満ちた)とも聞こえた&heartはhopeとも聞こえました。でも、 lonely heartが1番その前の文章と意味が通りやすいかな??と思ったので、lonely heartだと予想してます。二語目の母音は/ou/(発音記号出ないのでうまく書けないけど…)に近く聞こえる&語尾にtは聞こえないんだけど、サビの heartの発音もこれに割と近く聞こえるので。
lonely heartだとすると、つまり、僕の迷子になった凍った心=孤独な心、って文脈なんだと思う。

hid me in the dark from you:
僕は僕を闇の中に君から隠した

you won't be harmed:
君は傷つけられないだろう
you won't be hurtかな?とも思いました(意味はほぼ同じ)

My words to you gently whispered through the window pane:
窓ガラス越しに静かにささやかれた 僕の君への言葉
My words to you, gentle whispers through the window pane(僕の君への言葉、窓ガラス越しの静かなささやき)かなともちょっと思いましたが、多分gently whisperedって言ってる…ような気がする…特にgently

+++++++

長岡のBEAST PARTYのMV解禁で初めて聴いた時、「英語がわかりやすい!いつもよりはっきり発音してる!」と感動しました!特に序盤が本当聴きやすくて。
だから今回は聞き取りできるかな!?って思ったんですけど、でもやっぱりハイドなので、そこまで聞き取りやすくはなかったですw(英語の正しさの問題じゃなくて、日本語でも、ハイドの歌詞って私は耳が馴れるまでは他の人の歌詞よりも聞き取れない。そういう歌い方なところも大好きだけど)でもやっぱり今回、英語うまい!って思います。去年から、そう思って進化と努力に感動することが多いんだけれど。
折角ロンドンでMV撮ったんだから、イギリス英語寄りだったら嬉しかったんだけどなあ〜なんて思ってもしまったんだけど、それは贅沢ですねw

CD発売がとっても楽しみです!


philomel at 22:06|PermalinkComments(6)TrackBack(0)

2013年04月26日

FAITHと宗教

今日で『FAITH』発売から7年、なのだそうです。
7年って…7年って…!
たとえばROENTGENや666は確かに大分昔というイメージがあったんだけど、『FAITH』に関しては『ちょっと前』くらいのイメージだったので、『FAITHからすら7年も絶っているのね』って思うと、なかなかの絶望感です(笑)
遠い……。

そんなわけで昨晩から『FAITH』を繰り返し繰り返し聴いています。
『FAITH』はアルバム全体としても、それぞれの曲としても大好き。だから結構よく聴いているのですが、改めて聴くと、色々と感情があふれました。
私は何を求めて音楽を聴いているのか、なんてことまで思考が止まらなくなり、今朝は大分寝不足でしたw
本当に大好きなアルバムです。

『FAITH』前のシングルリリース〜ツアーの時期って、私は留学中&帰国直後で、ほとんど追えていませんでした。HYDEISTにも入っていなくて。
発売日もうっかりしていて、TFMの『今日のHYDE』という携帯のメルマガで『とうとうこの日がやってきた』という1行目を読んで、『!!?』ってなった思い出がありますwそのメルマガで、とても真剣な調子でHYDEがアルバム発売にあたっての心境を語っていただけに、何だかとても申し訳ない気持ちになりました。

それくらいしか、発売日の思い出らしい思い出はないのですがw
当時、JESUS CHRISTというタイトルと、あのジャケを見て、そして『HYDE全米デビュー!』とか聞いて、『ア、アメリカで原理主義の人達に卵投げつけられないかな…』と心配していたおぼえがあるwあの頃原理主義強い印象があったしアメリカ…。
(その時の記事を旧ブログ(非公開中)からみつけたのでお引っ越しさせてみましたw→こちら

 こんなに大好きなアルバムなのに、JESUS CHRISTとFAITHの歌詞をいまだに私は何だか直視できません。だからじっくり歌詞読んだ事もない、という……。JESUSは歌詞が簡単&耳に入ってきやすいので、読んでなくても何となく頭に入っているけれど。

キリスト教をこういう『安易な』扱い方をした事に対して、リリース当時は、『何故?』『それは良くないでしょう』と思いました。
キリスト教はこのアルバムの『テーマ』ではなく、キリスト教に仮託してHYDEが描きたかったものがあるのだろうことはわかっています。ハイドのそういう表現手法が大好きです。
でもそれでも、手段にキリスト教(というか、何であ れ、宗教)を用いるのは、どうなの?って思ったんです。表現者にとってその宗教がかけがえのないもの(信じているとか、信じていたとか、その宗教によって 抑圧し続けられていたとか、全身全霊をかけて批判したいとか、肌で馴染んでいるとか)だったら、宗教に仮託して表現することは非常にパワフルになると思う んだけど。HYDEの扱い方は、安易・浅く感じてしまった。
その宗教を『知らない』のにモチーフにするのは失礼だし危険だと思いました。

ハイドは大分聖書を読んでいるとは思うし、それも『FAITH』の頃に読んだなんていう付け焼き刃ではなく、DUNEの頃からよく読んでいましたよね。でもそれでもやっぱり…JESUS CHRISTやCOUNTDOWNやFAITHを聴いても、彼が描いているキリスト教(あるいはキリストや、クリスチャン)には生々しさがないと感じてしまいました。
(twitterでフォロワーのねりーさんに教えていただいた、FAITHツアーに際してのアメリカのインタの、インタビュワーとHYDEの噛み合なさを読んで、ますます『ハイド、その質問にそういう回答で、JESUS CHRISTって歌をつくったのはどうなの…』とかも思いましたw)

そういう諸々の曲の後に位置するMISSION(MISSIONという言葉にはやっぱりキリスト教的な意味の方も連想してしまうので。意図的にこの言葉をつかったんじゃないかな?と思ってますが)も、最初はあまり感動できなくて……でも、ライブで初めて聴いて以来、かけがえのない、大好きで大好きで仕方ない曲になったんだけれど。

たとえば、いばらの涙(大好き!)では、『神を信じる人』というモチーフを厚みをもって描いていたと思うんだけど……あれは現在ではなく中世が舞台設定だったからなのかなあ(ジャンヌ・ダルクですものね)
でも『FAITH』でも、Made in HeavenやDOLLYもキリスト教が存在する世界観だけど、これは特に無理は感じませんでした。私は。ラルクのShout at the Devil的な神の存在感というか。だから、描き方の問題なのかしら…。(↑でCOUNTDOWNをJESUSとFAITHと並べましたが、COUNTDOWNへの違和感は、JESUSやFAITHより断然薄いです)

一般的な日本人の大半は宗教や信仰に対して『不感症』だし、だからこの国でこういう風にキリスト教を扱ったアルバムを出すことは問題無いのかもしれないですね。
でも、アメリカでも発売&ツアーをしたアルバムなのだから、やっぱりそれってどうなの?って思います。それに私はラルクやハイドのこと、『欧米の人達にも聴いてもらいたい!日本人として誇らしい!』くらいの勢いで思っているので(笑)やっぱりこういうことは残念だったなあと思います。ハイド自身、昔から、『日本でだけ通じればいい』なんて思っていない人なのですし。
今後VAMPSで世界に出るに際して、JESUS CHRISTだってFAITHだって演奏する機会もあるんじゃないかしらと思うし(というかむしろ、こんな素晴らしい曲達、ぜひ演奏して欲しい!と思う。歌詞のことは抜かせば)

でも『FAITH』自体は大好きなアルバムなので複雑…というか、大好きなアルバムなだけに、『何でこうやって扱っちゃったの〜惜しい!』感なのかもしれませんw
しかもこのアルバムでも3本指に入るくらい、特にJESUS CHRISTが曲としては本当に大好きで……うーん悩ましいw

ちなみにFAITH期って、留学中だったお陰もあり、キリスト教やクリスチャンに触れる機会が特に多かったことも、あの時感じた違和感には影響していたかもしれません。
そもそも、物心ついた時からキリスト教が身近&ミッ ションスクール育ちだったこと(信者ではありませんが)、当時西洋史や英文学に熱心だったこと、そしてクリスチャンの友達や、ムスリムの友達が当時多くて、 『信仰』というものが他人事ではなかったからこそ感じた部分も多かったと思います。

そうした諸々から遠ざかって、大分日本的になった今は、昔ほどの違和感は感じないで聴いています。
でも自分が良ければそれで良い、ってわけではないというかw
あのジャケットを見た瞬間、ある意味では冒涜のように感じてしまったショックと、HYDEファンであることとの狭間で少し悩みました。その感覚は忘れないでいたいなあと思います。
(でもあのジャケ大好きだけれども!)
キリストを否定されてショックなわけではなく、真剣にアンチクライストなアルバムならそれはそれで表現としてリスペクトだったと思うんですけど(あ、でもハイドがそんな熱いメッセージ性のあることをしたら、今以上に戸惑うと思うので、それよりこういう扱い方の方が嬉しかったのかなあw)

でもそういう諸々の思いをひっくるめても、『FAITH』が大好き&物凄い作品だと思っています。
とにかく曲やサウンドが好きだし。
それに歌詞についても、手段へのひっかかりよりも、その奥の想いの真剣さの方が何倍も響いてくるから。
でもこういう風に、想いを読み取ろうとする&偏重するのは、私が今や『ハイヲタ』こじらせてるからなんじゃないかなとも思いますw『FAITH』リリースの頃より明らかに、ハイドに思い入れてるもの〜。

いつかFAITHの歌詞、じっくり読んで考えられたらいいな、と思います。

philomel at 23:58|PermalinkComments(86)TrackBack(0)

HYDE全米デビュー(引っ越し記事)

2006年5月1日の記事です(笑)
自分の若さ(というかHYDEへの眼差しの厳しさ&トゲトゲしさ!?w)が恥ずかしいけど、引っ越してみましたw

※※※※※※※

HYDEが全米デビューらしいです。

何考えてるんだよ、とか思っちゃった私はやっぱりファン失格ですか?
だってよりによってあのジャケット絵(金子國義さん画だったんですね!豪華だ)とあのアルバムタイトル、まして1曲目の曲名JESUS CHRISTでアメリカって……刺されません?(笑…えない)せめてイギリス(←あんま信心深くない)辺りにしといた方が良かったんじゃ。
そんな事は抜きにしても、ラルクやHYDEにはUKの方が断然相性良いと思うんだけどなあ(洋楽ほとんど聴かないので断言出来ないけど)。でも666からの流れ継続してるんだとしたら、アメリカでもイギリスでもどっちでもいいか、って感じもします。COUNTDOWNの音の乾いた感じも何だかアメリカなイメージだったし(……重ねて言いますが私は洋楽、ましてやアメリカのロックはほとんど聴いた事がないので、飽くまでイメージですイメージ)。
まあどっち道、そうヒットする様なことはないだろうけど。HYDEの喜べる様な結果になればいいなあと思います……いやでも本当どうなることやら。

……ということで、まだFAITH聴いてません。取り敢えず曲名だけ見てくらくらしてます(笑)
だって……まさかあそこまで宗教色全面に出してるとは。しかもDOLLYってクローン羊ですか?それとも「お人形さん」?これは今からでも色んな雑誌買ってインタビュー読まねば、と思いました。まだ買えるといいな……

HYDEが昔から聖書読むの好きだったりとか、キリスト教的モチーフが好きだったりとか、それでいて神様信じてないっていうのを、ファンだから知っているからいいけど、これ、そういう知識なしに原理寄りクリスチャンなアメリカ人が見たら結構過剰反応しそうな気がするんですけど。いや知識あったってヤバいんじゃないかって気がします、たとえちょっとくらいファンであっても嫌い始めそう。
よりによって何でこのアルバムで全米なんだ~!とやっぱり思います。きっとまた平和への思いとかも入ってるんだろうなと思いますが、それならラルクのAWAKEなら良かったのに……(でもラルクだと英詞部分少ないからそもそも伝わらないか)
ライブ中にHYDEが生卵投げつけられたりしないよう願います。

ともあれ、いい加減FAITH聴こう……と思いました。

philomel at 23:51|PermalinkComments(546)TrackBack(0)

2012年09月16日

VAMPS LIVE 2012 at Zepp東京(9/13)

考えてみたら、6月から毎月1回、何だか均一なペースでVAMPSのライブを観ています。
毎回、すごく色々なこと(嬉しいことも悲しいことも…a-nationはとてもポジティブな感想だったんだけど)を思って、感想をブログに書きたいと思いながらも、夏バテだったり、ZIGZOでいっぱいいっぱいだったりwで書けていなかったのですが、今回は勢いにまかせていい加減書こう!と。(でも今更だけど、仙台のGOLDEN TICKETのことは書きたい、とは思っている……)

でもレポじゃなくて感想ですよ!MCじゃなくて歌と全体の感じの感想が主ですよ!そして結構遠慮ないですよ!と先に言っておきますw

非常にテンションのup downの激しい日でした…総合的には「楽しい日だったー!」って感想だったのですが。

※※※※※

6月&7月にZeppで観た時は、とにかく「HYDEの表現力が素晴らしい。スケールが大きい」「でもロックバンドとしての楽しさ、グルーブが感じられない、演奏が色々と…」という感想でした。
それが今回は、「バンド感パワーアップしたのね〜!」「HYDEの何かが足りない。どうしたんだろう…」という感想に……

バンド感は、本当に増した!と思います。とりわけアーリーのドラムが、6、7月はしっくりこなくて悲しかったのですが、久しぶりに気持ち良かった、かっこよかった!!(って私が楽器の中で1番ドラムに耳が行くから特にそこが気になるのかもだけどw)
でも、2010年までのバンド感ともまた違うと感じる……今の感じ、この先どうなってゆくのか楽しみです。

一方HYDEは……声の調子が悪い、ということなのかなあ。
声がすごくざらっとしてたとか、伸びがダメ、とかそこまでなわけではないんです(不調は感じたけど)ただ、全体的にとても冷静……というか、慎重に感じました。歌うことに。
冷静なのは、むしろ良いことなんだろうし、というか実はVAMPSでどんなに激しく歌い、煽っている時でもHYDEは、かなり冷静な目をしているように私は思っています(そりゃ時々スイッチ入ったように感じる時もあるけど)そしてそこも大好きです。でもそういういつも通りだけじゃなくて、もっと慎重な印象で……熱が、あまり感じられなかった。
歌声のエモーショナルさも、控えめ。
結果、こちらの熱も煽られない……。

今回のHYDEは、あの空間に君臨する存在にはあまり、感じられなかったんです(私は、ね)
そして今回ほど冷めた状態でMIDNIGHT〜やセクブラを聴いたことはなかったので、悲しかったし、虚無感がありました……。
ちょっと、VAMPSライブに行った気があまりしない。

勿論、素敵な歌声も色々ありました。歌声だけでなく、他の表現としても。(とにかくI CAN FEELの表現が白眉)
でも、全体的には物足りなかった。あのライブでは、聴いて、観ていても、壊れられない。体の障壁が消えたりはしない。HYDEの言うように『魂をひとつに』なんてできない。

そういうステージなのに、今年のツアーでお馴染みのMC…「理性をぶっ殺せ」とか「理性は?」「いらなーい!」「本能の?」「ままにー!」なんて掛け合いをやられても、どんどん冷めてゆくだけです。
それは、ステージングで、歌声で、伝えてくれなきゃ、意味がない。
 
……って、どんなに素晴らしいライブの時だって、ああいうMC&掛け合いをやられると、私はすーっと冷めてしまうのですけれど。正直言って、あれは表現者として、本当にカッコワルイ手段だと思っています。
『音楽は僕の言葉かな』なハイドをこそ、私は求めたいw特にライブでは。というかハイドに限らず、ステージの上ではミュージシャンには当然、しゃべる言葉以上に音楽表現(歌詞も含めて)で雄弁であって欲しいし、そういうミュージシャン達にこそ惚れ込んでいます。

しかし!
でもそれなのに、ビジュアル的には超超好みだったんです今回!どうしろと!!ww
素肌に1つボタンのゴシックな感じのある細身黒ジャケットとか正義ですよ……美しい……しかも袖がパフスリーブでレースで、身頃部分にはレースと同じ模様(多分)が織ってあるの。袖口にはラルクの凱旋の頃?からよくしているような、スワロフスキーきらきらなバングル。
そしてメイクもギャルギャルしくなくて、自然で、美しくて。

大人っぽさもあるHYDEで最高でした……私黒髪ミディアムだったらああいうHYDEが好きです……幼くないの。そしてしっとり妖艶。美しい。
最初の、1つボタン留めてる状態が1番好みでしたが、HUNTING後からだったかな…?後半の、前全開も素敵でした。ヘソピのきらめき…!
汗ばむ肌と黒ジャケットとのコントラストもまた素敵。
体が引き締まったのが、あの格好だと映えます。
……が、太腿はむちむちちゃんでしたけれどwそれもまたかわゆい(あ、ボトムスはデニムです、割と明るい色でダメージ加工も)

以下、順を追って。
 
 
1, DEVIL SIDE 
2, MADE IN HEAVEN
オープニングは、緑レーザーの檻。

この2曲が最高に楽しかったです。好きな曲なせいも大きいんだけれど。
DEVIL SIDEにはこれからサバトが始まるわくわく感のようなものがあるし(そして今回も、HYDEの音源と変えた歌い方が『歌ってる』感じでかっこよかったです。talk talk talkのところとか。)
MADE IN HEAVENはもう本当……悲しいわけでもないのに、泣きたくなりました。高揚感の中で泣きたくなる曲。壊れられる曲。この曲を(この曲に限らずHYDEソロの曲色々、かも)ライブで聴くたびに、曲の持つパワーを思い知ります。
でもMADE IN HEAVENで既にちょっとボーカルのパワー不足は感じたかな…

3, LIVE WIRE

4, RUMBLE

5, I CAN FEEL
これが聴けて、観れただけで、今回行って良かった!と思いました。
ずっとHYDEの横顔をみつめていた……何て、何て表情をして歌うのでしょう。
満たされた表情。何かを知った表情。深い微笑み。
向こう側へ行ってしまう人の歌ですね。幸福感が怖くて、でも幸せ。

ラグーナのセトリを見て以来、私の中で久しぶりにFAITHが大ブームなので、FAITHをよく聴いていました。
だから今回この曲でもしみじみと思ったのが、「HYDE大きくなったなあ……」ってこと。声の出し方とか、色々と、ボーカリストHYDEの成長を改めて感じました。
もちろんその一方で、この曲が世に出た時、生々しかった時、ならではの美しさも、音源にはとても感じるけれど。

最近そうやって、詞も味わいながらFAITHを聞き返していたので、今回詞を味わいながら、細かなHYDEの表情・表現にも注目したかったのですが、曲全体、歌全体のパワーに抱かれて、それどころではありませんでした……。
マイクスタンドにHYDEが体重をかけたり、手(指)を添えたり、というのも素敵です。この曲。

アルバムでのI CAN FEEL→SEASON'S CALLの流れに最近ハマっているので、SEASON'S CALL聴きたかったなあ…と、いつも以上に思いましたw
 
 
6, GET UP
この曲、最近ライブで聴くのが大好きです。2年前にはここまで思わなかったんだけど。
サビの歌声の、高音の突き抜けでぱあっと世界が広がる感じが最高に気持ち良いので、HYDEが好調であればあるほど魅力が増すと思うんだけど、不調に聞こえた今回でも、楽しかったです。
 
 
7, REDRUM
8, VAMP ADDICTION
この2曲の声のパワーが 物足りなくて…うーん?ってちょっとなってしまいました。
特にREDRUMはライブで聴きながら渦に巻き込まれて壊れる感じ(自分が、ね)が大好きなのですが、今回壊れられなかったなあ…。
 
 
9, SWEET DREAMS
7月の東京からだったかな?(違うかも)この曲の最後で'I'm sorry'って足して歌うようになった!というのを知って以来、「この耳で聴きたいいいいい!この目で表情を確かめたいいいいいい!!」とすごく思っていましたw
なので、JINさんのピアノが鳴り始めた瞬間、「こ、この旋律なら、きっと次はスイドリ…!!」って思って、そしてしばらくして始まって、「やったー\(^o^)/」ってなりましたww

全体的に、優しく歌っていました。
そして時々、右斜め上を視線で見上げて、あのイノセントな表情(私がいつの時代でも大好きでたまらない表情)
全体的に、優しい慈愛の表情なんだけど、それだけではない切なさも感じるというか……。
でも、'I'm sorry'は切なくはなかったのが、意外にも感じました。そこの歌い方&表情は穏やかで優しくて……愛情深い言葉に聞こえたなあ。

最後のサビは上の方で歌っていて綺麗でした(前からそうだったっけ??)
 

10, TIME GOES BY
スイドリがしっとりと終わった後に、この曲のイントロ、というのにぞわ!っと来ました。
この曲大好きなせいもあって。イントロのギターを聴きながらちょっとうるっと。
でも……「あれ?」って、しっくりこなかった。
エモーショナルさが足りなくて。感情を揺さぶられませんでした。
ここではっきりと、今日はどうしたのだろう?と思ってしまった。 そのせいもあってか、これ以降あんまりノれなかった…でも前方にいるんだし、棒立ちとか絶対したくない、と思って無理にノればノるほど「私何やってるんだろう」感が……うーん難しい。
でもこの曲、ギターが気持ち良かった!です。
 
 
11, HUNTING
HYDEが二階の下手側から登場。
毎回言ってるけど私この曲(このコーナー)が本当に苦手なのですが、今回はいつもよりも何か楽しかったかも……?K.A.Zの手もとを眺めていて、それがかっこよかったからかな(でもどんな動きだったとかはおぼえてないんだけど)
 
 
12, ANGEL TRIP

13, I GOTTA KICK START NOW
この曲苦手なんですが、何かかっこよくなってました!!アレンジが変わったのかな…?
私これライブで聴くの何年振り!?ってくらい久しぶりだった気がします。
 
 
14, TROUBLE
 
15, HIDEAWAY
16, MIDNIGHT CELEBRATION
この2曲をこんな冷静に聴いてしまうことがあるなんて……!とショックでした……。
特にMIDNIGHT CELEBRATIONは、いつも頭ふっとんで、壊れて、HYDEに心酔して、陶酔して、「もうこれ宗教でも何でもいいよ!!HYDE信者です私!!うおおおおおお!!」になる曲なのにっ!笑
しかも私2列目だったのに。
足りなかったんです。

と、いう状態でアンコール待ちだったので、これは私むしろ後方に行った方がいいのかな、ステージ全体を遠目に眺めた方が、もしくは思いっきり動ける状態でいる方が、楽しめたりするかな、と、抜けるべきなのか、結構迷いました。
でも余りにもこの日のHYDEのビジュアルが好みだったので、抜ける決意ができなかった……!!(おいw)


アンコール明け。
MC
かなり長くMCをしていたのですが、あんまりおぼえてない……。
「新曲は?」というファンからの問いを煙に巻いて(笑)カエルの歌をちょっと演奏していましたwで、それを『12月に発売』『ソノシートで』とか言ってたんですがw『ソノシート知ってる?』と。
「知ってる!」と思わず声に出したけど、存在も知らない人も結構多いのかなもう……(私は幼稚園〜低学年くらいの頃、こども雑誌の付録にソノシートが何回か着いてきた記憶があります)

〜しまくりまくりすてぃ、と何度か言っていて、「君達そのバンド知ってる?」「怒られそう」とか言ってましたw(知ってる、どころか好きだよ!と思ったwしかしハイドファンでラクリマの名前も知らない人ってあんまりいないんじゃ…?ハイドファンというかVAMPSファンってどんどん若い層にシフトしてるイメージがあるから、あの流行ってた頃のことは知らない人も多いかもだけど、ABCやDAIGOのお陰で名前は知ってる人多そうなイメージ)

個人的にもやもやというか、アレルギー反応になってしまったのが、次のMC。
「君らがいないと、僕ら上手く表現出来ないんで」
「君らがいないと僕らもいない。僕らがいないと君らもいない!」

ただのリップサービスかもしれないけど(特に二言目のはノリというかファンサービス的だと思うw)「君らがいないと、僕ら、上手く表現出来ないんで」なんて言葉、1番、ハイドから聴きたくなかったです。
私が好きになったアーティストは、そんな人じゃなかった。アレルギー的反応で申し訳ないけど…衝動的に外出たくなってしまいました……
だってモチベーションを他者によってる人を、私はアーティストとは思えない。
そういうスタンスの表現者には憧れられない。

最近のJ-MELOインタでも、似た感じの発言がショックで、そして今のHYDEにとって音楽活動って何なのだろう?と、ここしばらく色々考えていたので、多分私はこのMCを真に受け過ぎましたw

でも夜ツイでフォロワーさん達とお話していたら、ちょっとすっきりしたというか、このMCは聞き流しとけばいいか、という気持ちになりました(^^;;
こういう時本当、お話できる人達がいて良かった……感謝だ……としみじみ思います(5年くらい前までとても孤独にラルクファンやってたのでw友達でファンの子もいたけど、私のようにラルヲタやハイヲタなわけではなかったし)

 
17, MEMORIES
 
18, LOVE ADDICT
イントロのとこで、お馴染み、HYDEとK.A.Zが向かい合って弾いてましたが(これすごい好き。ロックキッズ心(いや私1度もエレキギター弾いたことすらないですけどもw)を刺激されますよね〜)何があったのかは見えなかったけど、K.A.Zの何かに笑ったHYDEの笑顔がすごい無邪気でかわいかった……w
 
 
19, SEX BLOOD ROCK N' ROLL
この曲をこんなに冷静な状態で聴くことがあるなんて……という感じでした。
 

そんなわけでとても不完全燃焼、ライブ後らしい気持ちになれなくて悲しかったのですが、終演後、りたこちゃんに会ったり、椿さんとぽちさんとご飯食べたりさせていただいてるうちに元気になったw
ライブ中の楽しい記憶と残念な記憶のうち、楽しい方の記憶がふくらんだ感じで。 

ひとりでぐるぐる考え過ぎる癖があるんだけど(笑)ひとりでばかりいちゃダメですね。
 
※※※※※ 

ところで、今回の整番は何と20番代!
え、最前行けちゃう…というか私今年VAMPS運良過ぎる…とびっくりするやら嬉しいやら。
だったのですが…… 体調が悪くて家をなかなか出られず、到着した時には既に200番代半ばを呼び出し中……。
入場時、非常に悲壮感ただよっていたらしいです私……。

これ、単体でももちろん落ち込むのですが、私火曜日にも似たようなことをやっていて、なので更に沈みました。
火曜日は櫻達のTHE MADCAP LAUGHSの初お披露目的ライブお目当てに、新宿LOFTに行ったのですが……具合悪くてなかなか出かけられず、結果、THE MADCAP〜の出番は2分くらいしか観られなかった、という……(次のTHE JUNEJULYAUGUSTのライブが心臓わしづかみ、という感じに素晴らしかったので、大分浮上しましたが)

自分が許せない、どころじゃなかったです(笑) 
で、最前じゃないのならば、むしろ1柵目後方とかの方が楽しいかな?とも思ったのですが、自分への悔しさからw意地で上手2列目へ。 ステージ終わるぎりぎり辺り。2列目なんて最前よりむしろキツいイメージだけれど。
いつもはライブで負けまくってますが(w場所ゆずっちゃったり後方に流されたりw)今日はやる気出すぞ!と思ったのでした 。もちろん人に迷惑かけない範囲でね。 

が、この位置がびっくりするくらい快適、というか、戦闘モードじゃなくて……
わかりにくいたとえですが、Creature Creatureのライブの下手側2列目くらい、パーソナルスペースがある!笑 
さすがに曲によってはぐわっと押しも来ましたが、それでもD'ERLANGERの上手側前方より全然楽!!(またわかりにくいたとえw) 
そして周りの雰囲気が和やかで良かった! 視界も超良好!(HYDEあんまり上手ハジまで来なかったけど…)
だから、上半身は好きにノれるくらいの余裕があったんです。VAMPSなのに一体何故!!?w
戦闘モードじゃないライブハウスが1番好き!だし、何も怖い思いも不快な思いもしなくて嬉しかったですwでも、前方の割にはちょっと盛り上がりに欠けたかなあのエリア……という気もしました(私自身も含めなわけだけど)

上手に煽りにきたHYDEを下から見上げた時、ぱかーって開けたお口が大きかったのもかわいかったです、HYDEw
あ、あと口に含んでから噴き出してたお水もちょっとかぶりました…HYDE以外だったら避けるなw

それにしても、最前(今回私がいたあたりの2列目もだったけど)の何が1番魅力って、お客さんのイロイロを目撃しなくてすむことかもしれません…フルにステージが受け止められます。
お客さんの雰囲気も含めて、それも味わってこそのライブ、とも思うし、他のライブだと確かにお客さんの雰囲気も含めて楽しいこともあるんだけど。VAMPSに関しては、私はステージに集中したいです。

philomel at 23:06|PermalinkComments(73)TrackBack(0)

2012年02月12日

ROENTGEN NIGHT at ブリザーディウム(1/29)その5(展示)


HYDE ROOMの展示について。
整理券を貰って観るのですが、1人2枚まで(多分)。1回につき30分でした。
30分だと結構時間が足りない感じで……私は2回見ました。

入ってすぐ目に入るのは、THE HYDEに載っていた写真のパネル(3枚だったかな?)なのですが、ちょっと進んで目に入るのは巨大なこれ。
長方形の部屋の、短辺の壁一面にevergreenのHYDE……(これは光&写真の具合でちょっと色合いが変ですが、実物はあのままです)
息を飲みました。
反対側の壁にはTHE HYDEの表紙のHYDEが同じように。

壁はたしか全部赤だったような。
入口&出口がある側の長辺の壁には一面、self portraitの原画の展示でした。
全部額入り。こんな感じです。

所々に写真(多分全部、THE HYDEに載っていた最近の写真だと思いますが、確かではないです)も飾ってありました(こちらは額無しのパネル)

self portrait……ものによっては筆致がわかる……!みたいなものがあって(´;ω;`)
切り貼りした様子とか……。
そして雑誌に掲載されたものよりサイズが大きいものも多かったです(たとえばno.42、ハイドの顔が目まで写っていたり……THE HYDEに載っていたものと同じです)。

self portraitがずらっと並んでいる様子は、夢みたいな世界で、涙が出そうでした。

ハイドの『ソロ活動』の中で1番好きなのがROENTGEN、次がself portraitなので……本当に嬉しかったです。まして今回の展示内容がこれ、というのは、ライブ中のHYDEの発言があるまで予想してませんでしたし。
ROENTGENの頃のインタで(HYDEには何面性もある、というような文脈の中で)、HYDEが『self portraitを書いたのはROENTGENをつくったのと同じ人?』というようなことを聞かれていて『あ〜同じ人ですねえ』と答えていたのが印象に残っています。 

そしてこのself portrait、1枚1枚短いコメントがつけられていました。こんな感じに→
(このno.11も雑誌掲載のものより大きいですね)

このコメントって以前どこかに載ったことあったんでしょうか??
書き出してみました。

順番は、展示されていた順番通りに…と思いましたが、前後しているかもしれません。ご指摘いただければ幸いです。

no.1:好きな子は
   食べちゃいたいくらい
   可愛いって事。
no.2:この地図は爆心地
no.23:チェーンソー飛行
no.8:あ、空に出ちゃった。
no.42:柘榴は人の味。
no.4:死の接吻。
   悩み多き年頃。
no.43:指を噛んじゃダメ
no.9:シャイニング
no.26:悪魔の羽根
no.11:青春の海岸。
no.13:お面ほしい?
no.32 :最終的に50人くらい
      くっつけようとしてました。 
no.12:未来世界
no.14:60's
no.17:丸い地球
no.40:溶解中
no.18:青春の岩場
no.10:自分の作品にはよく砂漠が出てくる。
     そのイメージの一つ。 
no.20:茸と茸雲をかけてみました 
no.22:ニューヨークの地下 
no.24:もう一人の自分を射殺せよ
no.36:ヴァンパイアって事。 
no.28:13日の金曜日午前零時に合わせ鏡をすると
     悪魔が通り過ぎるって知ってる? 
no.25:もう一人の自分を踏み台に
no.3:僕の部屋はパセリどころか、
   サボテンも干からびてた。
no.5:静寂を取り戻しました。
no.21:やめる気ないな
no.33:バイク
no.29:なめんなよ
no.34:天使の輪
no.37:a wasteful thought
    無駄な思案
no.38:like flower
no.15:閉所恐怖症。
no.39:悩める魂
no.41:磔
no.27:鳥と私
no.16:コピーした物をシンナーで溶かしました。
no.6:たくさん見てきたよ
no.44:紙一重
no.45:光あれ
 
多分、見落としはないと思うので……(あったら教えていただけると嬉しいです。何せ相当舞い上がっていたので、うっかりしててもおかしくなかったんじゃないかとw)
すると、no.7、no.30、no.31、no.35だけ展示してなかったのかな……?(no.19は雑誌掲載から元々存在しないので)

そして、反対側の壁には、no.31のライフマスク!no.31大好きだし……本当嬉しかったです。 
折角なので(?)self portraitとは違う角度から撮った写真ですw 
  
反対側の壁には、他にも、触れるライフマスク×2(これにクレイで髪や眉毛をつけた感じなんですが、左側のが髪長めで、右のが短め、だったかな? )こちらは並ぶたび、1人1枚しか写真が撮れなかったので、載せられるような写真が撮れないままでした(´●ω●`)
他にも、hydeデザインのTHE VAMPHOOK(RESET LIVEのグッズだったのだそうですね。Twitterでmさんに教えていただきました)がガラスケースの中に3つ、飾ってありました。 

部屋の中央には、マイク(今月号のGIGSに載っていたものです)や、アクセサリー( Angel Heartリング(赤)や、The Appleリングもありました)
そして楽器!

 これはギター側から撮りましたが……ついサックスばかり見てしまいましたw

それからevergreen近くの壁(張り出した部分があったのです)に、頭部と胸部と左腕のレントゲンも展示されていました。

しかしこの胸部…Twitterでsさんから教えていただいたのですが、左右逆、だそうで…何故ー!w

THE VAMPHOOKにしてもサックスにしても……『HYDE』だけじゃなくて、『hyde』のものも展示してあったのに、何だか感慨深かったというか……何と言うか……(THE VAMPHOOKについては見てるときはラルクのグッズだって気づかなかったけれど)
MCでラルクの話が多かったこともそうだったんですが。
何でしょう、自然なハイドを垣間見れたような気がして嬉しかった、のかもしれません。
ソロ!とかラルク!とか厳密に分けていない感じのハイドに納得した、というか…うーん、納得、っていうのはまたちょっと違うかな。うまく言えませんが。

 ※※※※※

展示の前に、HYDE ROOMの向かいのバーで、バースデーケーキのお裾分けをいただきました。
参加者全員いただけたんです……これ、やっぱりすごく嬉しかった。

写真には写ってないのですが、すごい吹雪でした。

それでね、降りしきる雪と、一面真っ白な世界を窓から見て、そしてバーの中のテレビからはROENTGEN STORIESが聞こえてきて……という状況で、そしてその少し前のROENTGEN NIGHTの歌声がずっと胸に響いていて。
やっぱり、特に頭の中ではWHITE SONGが流れていて。
今、あの雪の中で死ねたら幸せだろうなあ……と、ふと思ってしまったんです。
死にたい、じゃなくてですよ!(笑)
死ねたら、って言ったら生々しい感じになってしまうけど……あ、今世界の終わりが来ても怖くない、みたいな、そういう抽象的な気持ち、かな。
もしも幸せな終わりというものがあるなら、今この瞬間だろうと思ったし、何だか悔いもないような……そんな錯覚。
きっと錯覚ですけれどね。
でもそんな錯覚をしてしまうくらいに、幸福だったんです。
こんな風に感じたの、初めてだったなあ……。

展示の後にはそのバーで、オリジナルカクテルを飲みました。
3種類あったのですが、私はSECRET LETTERS。
名前的にはWHITE SONGに惹かれたのですが、牛乳苦手だし……とこっちに(笑)

バーのTV、ROENTGEN STORIES以外に、この10年のソロ関係の写真を流してもいました。一緒に何の曲が流れてたかは忘れてしまったのですが……。
HYDEISTのPaparazziの写真だったのかな……?

※※※※※

最後に。
私はどうも1/29当日になっても「今日がROENTGEN NIGHTだ!」って実感がなくて(あまりに現実離れした嬉しい出来事で、実感が持てなかった感じです)越後湯沢に着いて雪を見てもまだで、苗場プリンスに着いてもまだ…チケットを引き換えてもまだ…チェックインしてもまだ…という感じだったのですが、チケットと一緒に貰ったこれに彫られた文字を見た瞬間に実感して、そして、泣きそうになりました。
2012.1.29
って彫ってあったんですもん……。
ふいに感情があふれだして、どうしようかと思いました。
(しかしこの写真の、私のじゃなくて、今回の相方さん、eさんのものですがw)

年に2度、自分の誕生日以上に、すべてのものに感謝したくなる日があるんです。
その片方が1/29(もう片方は……11/20です笑)
だから、この文字が彫ってあることが、本当に嬉しかった。

※※※※※

ハイドが大好きだ、と改めて感じた、2012年1月29日でした。
私はわがままなファンだから、ハイドの活動・音楽のすべてを愛することはどうしてもできません。そのことでここ数年物凄く、葛藤してきたりもしたんだけど(笑)
でも、この先もまたそういうことがあっても……結局私は永遠にハイドという人に憧れ続けるのだと思います。ハイドの目に映る世界を、ハイドの中に広がる宇宙を、覗いてみたいと欲し続けるのだと思います。
そんな存在に、そんな表現者に出会えた人生で幸せです。とても。

……と、THE HYDEとROENTGEN NIGHTのお陰で、改めて、すごく思いました。
幸せだな、って思います。 


philomel at 09:10|PermalinkComments(10)TrackBack(0)

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