CD・DVDレビュー

2012年10月13日

ZIGZO『THE BATTLE OF LOVE』感想

ひとことで言えば、「大人の成熟と青いトンガリの交じり合った、最新最強のロックンロールアルバム!」だと思いました。

このアルバムを聴かずして、ロックを語る事なかれ!
……なんて、普段は思わない、暑苦しい(?w)ことを思ってしまうくらいに、熱いかっこいいアルバムだったんです。
「こんなにかっこいいバンド知らなかったら人生損してた!」ってZIGZOのライブを観るたびに思うのですが、このアルバムについても「ロックが好きな人はこのアルバム聴かなかったら損だよー!」って思います。

『MONSTER MUSIC』と『Add9 Suicide』と『THE BATTLE OF LOVE』で、どれが1番好き?って聞かれたら、こんな発売直後では、まだ答えは出ないけど(私はリアルタイムなファンではないけれど、それでも昔の2枚を聴いてきた年月とは違い過ぎるし、曲への思い入れも積もり積もっていますものね)でも、どれが1番かっこいい?って聞かれたら、『THE BATTLE OF LOVE』!って答えます。
こんな大人に憧れる…。

帯に『ロックン・ロール・モンスター、 完全復活!!』って書いてあるけど、それも、うんうん、と。

まだ聞き込めてないけど、感想…というか印象を!
6月末のLOFTや、10日のShibuya BOXXで聴いた印象もまじえながら。


Day By Day

テンション高い曲!
ストレートにロックンロールだなあ、かっこいいなあ!って印象です。メロディも歌声もギターも、リズムも。
歌詞の言葉遊びが楽しいです。
Shibuya BOXXでのライブのニコ生のコメントを見たら『nilっぽい』という感想が多かったみたいですね。私はnilを聴いたことがないのでわからないんだけど。


アドレナリン ドライブ

これも、いかにもロックンロールな印象でかっこいい!
この詞も言葉遊びが楽しい。
そして『生き様は死に様だ劇薬をくれ』にはっとしました。

I Cult You

イントロが美しい…間奏も美しい…。
曲の展開が楽しい。
そしてサビの哀愁のあるメロディがぐっと来ます。
詞が素晴らしくて素晴らしくて素晴らしくて(エンドレス)

間奏始まりのベースが燃えます。
全体的にシンバルが好きー!

最後の『相変わらず〜』からの所がすべてが大好きです。
ここ、BOXXでは櫻も哲も見ていたくてたまらなくて、どうしていいのか困りましたw

ということで大好き&何て良い曲!と思います。
LOFTで聴いた時も、好き!って思ったけど、アルバムで聴いて以来更に数倍好きになりました。

ところで'cult'って動詞もあるんだろうなって思って、勝手に『君に熱狂してる』って意味合いのタイトルだと思ってたのですが、気になって調べてみたら動詞はなかった…ので、造語なんだろうけど、そういう感じの意味なのかな?
そう思うと、I cult your futureってどういう意味なのかなって気になってきます。 


Super Charger Star

疾走感があって明るくて、強い光を感じるんだけど、切ない感じもする曲だと思います。
この、強い光と切なさ、っていうのは、私がZIGZOの曲によく感じる魅力です。でも昔の曲にそれを感じていた時よりも、切なさよりも、光が増したように感じます。
でもそれは、私がよくオトナになったアーティストに感じるような『あー、明るくなっちゃって…』みたいな変化ではなくて(笑)『強くなったね!』って感じ。

詞が……とても好き、&響きます。
この詞は、震災以降のことを色々と思わされますね(『アジアの東北』だし。でもこれ以外は直接的な言葉は出て来ないのがまた素敵、私好みです)
そして印象に残るフレーズが他の曲で以上に沢山ありました。
『未完成こそ完成』が特に、なんだけど。
『俺の手を離すな』にもぐっと来ちゃいます。


Medicine Man

イントロからしてぐっと来る&跳ねたくなります。
♪ハートに火をつけて ってくちずさみたくなります。

『この曲が好きって言ったライターはわかってる』みたいなことをBOXXで哲が言ってました。そのMCを聞いたから言うわけではないけど(笑)メロディーが耳に残って、ギターが印象的で、リズムが楽しくて、とてもかっこいい曲。
ライブで聴くとCD以上に楽しいなあ!って特に思った曲のひとつです。ノりやすい。

間奏のギターが泣けます。

この曲ではメロトロンをSOPHIAの都啓一さんが弾いています。


炎は青く揺れる
 
RYOが1番好きな曲なのだそうです(BOXXの哲のMCより)。

これも、疾走感があって、明るくて、切ない。でも'Super Charger Star'以上に、光が強い印象です。
曲も詞も若々しいなあ!と思った曲でした。キャッチーな曲。
 
詞が本当に大好き。『命とばかりに削る爪』の所でBOXXで哲がピックを掲げていて、もう、心臓打ち抜かれました……笑
こういう、『歌う人』の曲に、私はとても弱いです。

サビの詞も印象的。勇気づけられるような。
大好きなバンドの人が歌ってるからこそ、この力強さが響くのかなあ。


Beyond The Moment
 
正直この曲はアルバムで聴いた時には印象薄めだったのですが、ライブでめっっっちゃくちゃかっこよかった!!!!!演奏の感じからして、「そりゃそうよね!」って感じですがw
前奏のドラムからもう、燃えるーーー!!って感じです。


ぶらつく天使
 
まさかの前奏&間奏&後奏ww
ZIGZOのこういう遊び心が心憎いwww(予想通り、ライブでとても楽しかったですw)
メロディがドメスティックな短調さで耳に残りやすくて、そのお陰もあるのか、歌詞がとてもストレートに届いて来るなあ、なんて思います。
『THE BATTLE OF LOVE』という歌詞が繰り返し出てきます。

I'm in Love
 
アルバム発売の前にPVが公開されていたこの曲。
キャッチーでポップでロックンロール…な印象。でもぱっと聴きの聴きやすさと同時に、聴けば聴くほど深く味わいたくなる曲だー!って思うようになってきました。
LOFTで初めて聴いた時は『若い!』って思ったんですが、むしろこの感じはとても大人っぽい曲なのかも、なんて思います。

シンバルが楽しい。
詞が、凝ってるなあ!素敵!って思います。

聴けば聴くほど好きになる、スルメ曲です、私にとっては。 
そして生で聴いて、はっとしたくらい、切なかった。 
多分数週間後には「この曲大好きだ…(´;ω;`)」って言ってる気がしますww 


トロイメライ

バラード。
LOFTで聴いた時に1番目か2番目に好きだった新曲でした。
アルバムで聴いても大好きだったんだけど、でも他の曲も素晴らしいから1番かどうかはわからなくなってたのですが、BOXXで聴いたら、また、息をするのを忘れそうになるくらい、心を持っていかれました……ZIGZOのこういう曲は、生で聴くと更に、ですね。

イントロが美しくて切ない。
ギター素敵です。

私、こういう曲は、ライブで、櫻みつめてたい、でも哲もとても見たい… とジレンマに陥るタイプの曲です(笑)

Hello, I Love You
 
歌い出しから心奪われる!感じです。
かっこいい!曲の展開が楽しい。

70年代ロックの香りがするなーなんて思います(何でかはわかんないけど)。レポを書いた時には忘れていたんだけど、そういえばLOFTで聴いた時も、「この感じの曲で『彼女の名前がもしもヨーコなら俺はジョン』って歌詞なんて、いいなあ〜!」と思っていたのでした。
こういう歌詞がすんなりとハマってしまうのが素敵だなあ(こういう歌詞って諸刃の剣的な(?)詞だと私は思っている。でもこれに限らず、哲の詞はそういう諸刃の剣な言葉の生かし方がすごい、という印象があります)
そこに限らず、言葉選びが秀逸……なんて思います。


MADAMADA
 
大人っぽい曲。前半、特に。最初のムーディさとか。
最後に『まだまだ』って曲を持って来るって、もう…!(>_<)って思います(笑)ありがとうございます、って言いたくなっちゃう。
 
しかしこの曲は、他のことそっちのけでどうしても言いたくなってしまうのは、後半のドラムが楽しい!!!!!(ドラム以外も楽しいけど)
櫻ファン歓喜、です。こういう櫻ドラム聴きたかったのよおおおおお!!!!!
CDではアウトロがフェードアウトなのですが、ライブではしっかり!なので必聴!です!
(ということに気を取られ過ぎて(?w)この曲が1番まだ噛みしめられていないかもw)

※※※※※

全曲かっこいいけれど、私は今のところ特にお気に入りは、I Cult You、Super Charger Star、Medicine Man、炎は青く燃える、トロイメライ、Hello, I love youかなあ(多いw)

全体的に、改めてしみじみ思ったのは、『私って櫻のシンバル特に大好きなんだなあ』ってことと、『哲の詞大好きだなあ』ってことでした。再認識w
 
でも、今回個人的にちょっと衝撃だったのが……↑の各曲の感想を見ても、なんだけど、ドラムの感想ばかりになっていないんです。
櫻ヲタになってからって、初めて櫻が参加してるCDを聴く時って、まずはどうしてもドラムに偏った聴き方をしてしまう癖があったんです。たとえばCreature Creatureみたいに、その音楽自体が大好きでたまらない!って場合でも、それは関係なくて。でも今回はそうじゃなかった……このアルバムの櫻ドラム大好きなのに、それでもいつもよりも『全体』から聴いていました。
不思議、なような、当然、なような。これが『バンド』ってことなのかなあ。

初めて聴き終わった時に、良い意味で「次のアルバムが楽しみー!」と、とても気が早いことを思いました。
それって、私の中では最大級の賛辞のひとつ。
バンドの音楽には、未来が欲しい。どんなに素晴らしい音楽を聴かせてくれてもなお、永遠に発展途上を感じさせていて欲しいのです。(発展途上、っていうのは文字通り、『更に発展しそう!』って意味でです。未熟、とかじゃなくて。むしろとても成熟を感じるアルバム)

でも、こんなに「うわー何てかっこいいアルバムなのー!大好き!!」って思ったのにも関わらず、やっぱりライブの方が更にかっこよかったw『公開ゲネプロみたいだった』『いっぱい間違えた』って哲は言っていたけど、それでもなおかっこよかったんです…。
ZIGZOってどこまでライブバンドなんでしょうね!再結成するまで何度も『ZIGZOはCDよりライブ』って読んできていたんだけど、再結成してくれてライブに行くたびに、その言葉の正しさを思い知っていますw
でも、純粋にCDだけでも、本当にかっこいいアルバムです。

6、7月のツアーで、ZIGZOのライブが、やっとたどり着いた、生で体感できる理想の箱ライブなのだと思いました。
そして今度のアルバムで、やっとみつけた『答え』がZIGZOなのかな、なんて思いました。

10/25の渋公ライブが、本当に楽しみです!!!

ところで、10/10の哲出演のJACK IN THE RADIOが良かったです(『壺の内』の栄さんが 文字起こしして下さってます)。
ほんと、逹瑯、わかってる!!!!!


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2011年10月12日

X X X & I'm so happy -L'Acoustic version- 雑感

今日(あ、もう昨日)は待ちに待った『X X X』のフラゲ日!でした。

こんなに楽しみだったシングルって何年振りだっただろう、という感じで(X X Xが大好きなお陰も大きいけど、やっぱりI'm so happyのL'Acousticのお陰が大きい)実際聴いてみても感想がもうたっっくさんあるんですが、とりあえず手短に(…手短じゃないかもしれないけど)雑感。


まず、X X X。

ハイド語の空耳っぷりにびっくりでしたw
1コ前の記事で歌詞聞き取りを試みましたが、全部合ってるとは思ってなかったけど、1フレーズまるまる違うとこがあるとは思ってなかった……。
Aメロ2回目の歌い出し、『Flying 酔いしれて』でした…まったく合ってないし!\(^o^)/
予想外でした。でも歌詞カード見ながら聴いたら、確かにはっきりそう歌ってますね……びっくり……。

あと、コメントで『sleepじゃなくてdream?』って言っていただいた部分はdreamでした……ああ私の耳アテにならない!失礼しました。

と、いうのはともかく、 本当、ゴージャス!!
普通のバージョンは勿論のこと、hydelessも聞きごたえたっぷりです。
PVもゴージャスだけど、あの金粉舞ってる感じ、曲にぴったりだなあって改めて思います。

今までライブで以外は適当な音で聴くしかなかったから……イントロからして、左右の耳を貫く音に心臓わしづかみにされました。

個人的には、ここまでツボなシングル曲はDRINK IT DOWN以来なので、本当に嬉しいと思っていましたが、CDで聴いてみたら、DRINK IT DOWNどころじゃないツボっぷりだったといいますか……。

曲としての好きさはそれくらいなのかもしれないけど(ちょっとまだ冷静に判断できません)音の楽しさとか、こういう曲をここで出してくれた!っていうわくわく感とか(PATiPATiのインタを読むと更にその思いが強くなります) 含めると、結局もしかして叙情詩以来……どころか、LOVE FLIES以来くらいの勢いで嬉しすぎるシングルかもしれないです、私にとっては。
(曲の好きさ、ってことでは近年だとMY HEART DRAWS A DREAMもとても好きなのですが、あれはじわじわ好きになった感じもあったし、もっと『王道』な感じがあったので、このどきどきわくわく感とはちょっと違う) 


そして、実はX X X以上にリピートしています、I'm so happy -L'Acoustic version- 。 

私はこの曲の原曲に物凄く思い入れがあります。
天嘉伍で、セッションでhydeが歌う&Sakuraが叩くこの曲を聴いた瞬間から多少人生が変わったってところがあるし……Sakuraが先日これを現在でも『座右の銘曲』ってツイートしていて、泣きたいくらいに嬉しかったし(笑)
リアルタイムで初期ラルクを感じられなかった後悔の1割くらいは当時のこの曲を生で聴けなかったことにある、と言っても過言ではないかもしれませんw
だから昨夜、フライングゲットした海外ファンの感想ツイートを見て、不評な感じが多く見えたのでとても不安でした。それに歌詞が変わっているということにも衝撃を受けました。

でも、覚悟して聴いたら……好きでした。
泣きそうになりました(ちょっと泣いた……)
原曲とは全然違います。でも、これはこれで素敵だと思った。一部の歌い方に癖があるから好き嫌いが分かれるっていうのもわかるけど、私は全体的な表現としてぐっと来ました。
あの頃から15年(!)経ったからこそのこのI'm so happyなのかな、って思ったら、余計に愛しくなってしまう、っていう、ハイヲタ的心理(?)もあります。
hydeがこの曲が大好きなことも、そんな曲の歌詞を変えるっていうのはきっと相当の想いがあってのことなんだろうな、ってことも、胸に迫るというか…だし。

私はI'm so happyは、笑って死んでいく人の歌だと思っています。死に際の結論がI'm so happy with love。
彼の人生は傍目には苦しそうに見えても、彼自身は幸せで、あなたへの愛と幸せを感じながら死んでゆく。
死んでゆく、っていう部分は私の感じたことで、確信はないですが、Aメロに描かれていることだけでも、何て理想的な生き方なんだろうと思います。見事な歌。

そのAメロの後半の歌詞が今回変わったわけですが、これはこれで好きです。エッセンスは同じだとも思うし。
今回のI'm so happyは、ますます『死にそう』に聞こえました。
原曲にあった強さの代わりに感じたのは、微笑みです。『どうか殺さないで』と願っているところは微笑むどころじゃないけど……全体的な色調は穏やかというか、受け入れているというか。
15年前の『俺』は真っ直ぐな少年か青年だったけれど、今回の『俺』は、深い瞳をした大人に思えました。それをそのまま、hydeに重ねてしまうのは安易かもしれないけれど、やっぱり、経てきた年月は影響してるんじゃないかな、とは思います。

歌詞の変更で、1番印象的なのは『神様』が出てきたことです。
神様、なんて詞、昔のhydeじゃ出てこなかった言葉というか、詞にはしなかった言葉だろうな、とか、今この言葉になったことにもきっと意味があるんだろうな、とか思います。

『神様』という言葉の登場で1番効果的だったのは、状況がよりストレートに伝わりやすくなった事。
『殺さないで』と『俺』が言ってる相手は、『神様』だったんですね(これ、『君たち』なのか、神のような絶対的な存在に対してなのか、今まで私はわかってませんでした)もしかしたら言っている相手も、15年経って変わった可能性もありますが。
でもやっぱり全体的に、言っている相手を明確化(あなた、と補われているところもあるし)してる、っていうのはあると思うので……昔から『神様』に対して言ってたんじゃないかなあと思います。
最近のハイドは昔より『誤解』されにくい歌詞を選ぶ印象があるので、それでこうしたのかなあと思いました。

全体的に、原曲に感じていた切なさが増幅された感じがしました。
歌い方のせいもあって、内面の『幸せ』も君たちから見て『苦しそう』なのも、両方強くなった感じ。
Aメロのhydeの歌い方が甘ったるい感じで、そこが最初に感じる違和感な気がしますが、全体を通して聴くと、この甘さも単なる甘さじゃなく思いました。白鳥の歌、みたいな…
激しめに歌っている部分は、本当に切ない。苦しい。
死にゆく人が走馬灯のように人生を、あなたを想っている歌に思えたんです。

あ、こちらもhydelessがとても素敵です。
音だけで切ない。ノスタルジックな感じというか。
1音目(というか効果音?何て言うんでしょうこれ)が印象的です。
そしてこれドラム、ゆっきーに珍しい感じ、って思いました(けんちゃん&てっちゃんは演奏してないですが、このドラムはゆっきーが叩いてるんですよね??)

今回のI'm so happyについて、hydeへのインタビュー、ないかなあ……心から望みます。


あくまで『雑感』なのでとっちらかったままですが……
そのうちちゃんと解釈、できたらしたいな。特にやっぱり歌詞。
とりあえず純粋な感想を早く書き留めておきたかったんです。
X X X についてもまたちゃんと書きたい。



philomel at 00:22|PermalinkComments(103)TrackBack(0)

2011年03月08日

TWENITY 1991-1996/L'Arc〜en〜Ciel 雑感

折角TWENITYのバラ売りを買ったのだから、BOXが出る前に感想を書こう!
……と思っていたのに、2月後半から黒夢復活ライブやCreature Creatureのツアーなどでばたばたしていて、気がつけばもう今日がTWENITY BOXのフラゲ日です(笑)
買った日にツイッターで色々つぶやいてとりあえず満足してしまってました……(最近の悪い癖)

でも意地で感想書きますw1枚目だけですが。
朝ならまだフラゲしてる人少ないだろうし、ぎりぎりセーフですよね!(?)

※※※

TWENITYの収録曲が発表された時、VoiceをGimmick収録バージョンにして、Floods of tearsをシングルバージョンにすれば、91年は無理だけど92年から収録できるね!20周年感増す!とかちょっと思ったんだけど、別にそんなことはなく、普通に DUNEのバージョンですw

とりあえず『VoiceとAs if in a dream入れたの素晴らしい!』『In the Airがこんなにベストアルバム常連になるなんて10年前にはまったく予想できなかった』『I'm so happyやっぱり入るんだー』『えっ"good-morning Hide"!!?』って感じで……
……っていうか、hydeの好みが強く出てるような気がするのは気のせい?(笑)

各メンバー10曲ずつ選んでそれの結果を参考に決まった、的なことをhydeが会報で言っていたけれど……誰がどの曲に入れたのか気になります。
この1枚目だったら、hydeはVoiceとAs ifとIn the AirとWhite FeathersとI'm so happyとflowerとさようならと"good-morning Hide"に入れそうだと思った……
kenちゃんはVoice、As if、White Feathers、夏の憂鬱、Lies and Truth、賽は投げられた、Caress of Venusなイメージ(あんまり根拠はない。でも賽は〜は、数年前……AWAKEくらいの頃だったっけ??にラジオでラルクの夏の曲といえば!で挙げていたらしいので、印象に残っていて)
あれ、でもこれじゃ初期だけで10曲行っちゃいますねw(各時代ごとに10曲投票だった、ってこともありえるかな?)

個人的には好きな曲満載な感じで嬉しい収録内容です。勿論『あれ入れて欲しかった!』っていうのもあるけれど。
そして櫻ファンとしてはI'm so happyと"good-morning〜"が入っただけで感無量なのでもういいや、みたいなw私は静かの海でを偏愛しているのでそりゃ入れて欲しかったけど、そこまで贅沢は言わない。
あ、でもheavenlyのアルバム曲が1曲も入らなかったのは悲しいけれど……(入れるならガラス玉か静かの海でだったかな?)

収録曲については色々細かく感想があるのですが、省きますw
そのうちそれも入れて完全版感想(?)も書くかも。

※※※

私は特に耳が良くはありません。
でもそれでも、TWENITYのリマスターがとても嬉しかったです。

BOXバージョンの特典以外でのTWENITYの1番の魅力は何と言っても、リマスターされていることだと思います。
だから私が初期贔屓のファンだっていうことを抜きにしても、オリジナルアルバムを持っている人にとってはこの1991-1996が1番魅力的なのではないかな、と。元の音源が古いから。
(HEARTも相当元の音質が残念で、そのHEARTの曲が断トツ多く収録されているので、2枚目もその意味で魅力的だと思いますが)

元のアルバムやシングルの音源から劇的に変わった!と、QUADRINITYのリマスターには思いました。
細かくは以前書いたので省きますが、すべての音がクリアに聞こえるようになったと感じました。
今回のTWENITYのリマスターも、すべての音が聞きやすくなった、と感じます。古い音源は(特にheavenly)音の厚みが乏しかったり輪郭がぼやけていたりする印象があるものも多かったのですが、それが生まれ変わっています。

QUADRINITYに比べると、劇的!というほどではない変化のように思います。でも比べるからそういう感想になるだけで、元の音源のことを考えたら充分な生まれ変わりです。
sakura時代のアルバムの中では、DUNE 10th Anniversary Edditionが、リマスターされているだけに断トツでクリアな音だと思いますが、そのDUNE収録曲も、はっきりわかるくらいTWENITYでは生まれ変わっています。

まず、どの音もはっきり聞こえる。
それぞれの音を粒立ててクリアに聞かせる、というのは、QUADRINITYでもそうだったし、リマスタリングの基本なのかな……?(全然知らない)

もうひとつ強く感じたのは、響きの強さです。ボーカルもギターもベースもドラムも、リバーブがかかっているように聞こえる。
特にhydeの声へのリバーブが強いように思います(特にDUNE曲)
でもこれについてはちょっと好みがわかれるかな、というか……私は個人的には、hydeへのリバーブはもう少し控えめにして欲しかった、と思います。
QUADRINITYのhyde bestのリマスターは、楽器隊の音が元の音源よりも立って聞こえるようになったから、バンド感、ライブ感が増したように感じられて大好きでした。息づかいが感じられるような気がしたっていうか……。
でもTWENITYのリマスターは、もうちょっと『歌モノ』っぽくなってるような気がします。hydeの声の美しさを堪能するにはある意味QUADRINITY以上に魅力的な気がしますが、何となく、『レコーディング当時のラルクが解凍された感』はQUADRINITYの方が強かったような。

……1番は、個人的な好みでいえば、sakuraのドラムの音がQUADRINITYの方が好みだったんです!(笑)
こう、何か、中がぎゅっと詰まってて重くて、でも輪郭がふわっと繊細な感じもして……
TWENITYだともうちょっと高らかに響いてる感じ。だからシンバル音はTWENITYの方が華やかかな……?

いや、でも本当私、耳に自信が全然ないので断言はできないっていうか、すごく主観的な感想なんですけれど。

とは言っても、Tierra〜Trueの時代の曲は、元の音源に比べると断然、『解凍された感』も『息づかい感じられるかも感』も強いです。
だからこそ、余計にheavenlyのアルバム曲が入っていたらもっと嬉しかったな、とは思ってしまいます。heavenlyが1番音が悪く感じるだけに。それにheavenly時代大好きだし。

TWENITY 1991-1996とQUADRINITYでは4曲がかぶっていますが(すべてhyde best)聴き比べてみると結構印象が違います。
1番違うのはIn the Airかなあ……

私は、I'm so happyとIn the Airとさようならとflowerのリマスターが聴きたい!って人には迷わずQUADRINITYの方を勧めたい感じだけどwでもWhite FeathersとかVivid ColorsとかCaress of Venusとか"good-morning Hide"とか……というか、ようはQUADRINITYとかぶっている曲以外全部のリマスターが非常に魅力的なので、どっちかだけ買いたい初期曲好きにはこのTWENITYをオススメしたい!って感じです。

あっ、でも、DUNE曲は、10th Anniversary Editionの方が好きかも……多分これは好みの問題だと思うけれど。こんなにHydeの声を響かせないで、DUNEだからこそ、もっと生の感じが欲しかった……
特にAs if in a dreamは、4人の奇跡を楽しむ曲だと思ってるんです。『歌』じゃなくて。
この曲はDUNE当時の4人になって初めて、4人で作り上げた曲だからこそ、4人の響き合いとして聴きたいの〜!という思い入れがありすぎるほどあるから余計に思うんですけれど(^_^;)

リマスターが1番嬉しかったのはWhite Feathers。
結構印象が違うな、って初めて聴いた時に思いました。
ひたすら美しいです。改めてこの曲の素晴らしさが感じられる感じ。
何て美しいんだろう、と、泣きたくなる。
In the Airの次に配置したのも素敵。

でも1番印象が変わったのはCaress of Venusです。
この曲、こんなにベース音がかっこいい曲だったの!?って思いました。Caressを聴いていてこんなにベースに耳が行ったのは初めて。
そして初めてこの曲のドラムをこんなにはっきり聴いたような気がします……だってTrueだと他の楽器の音ばっかりな印象で……勝手に切なくなっていたw
この曲、ドラムの低音が響いて聞こえるとこんな感じになるんだなあ……

ギター・ベース・ドラム以外の楽器の音も全部がクリアになっていて、この曲って楽しい!って気分になりました。
何か、私の中でこの曲って『歌を聴く曲』『バンド感以外の部分を楽しむ曲』ってイメージだったんですが、本当、生まれ変わったな!って思います。
個人的には、ライブで聴くのは楽しくノレて好きだけど(あと歌詞が甘美だから、きゃーって会場が盛り上がるのも楽しいwhydeの投げキッスも含めて!)あまり音源を聴かない曲だったのですが……TWENITYのこれは、聴きたくなります。

TWENITY3枚共、マスタリングは宮本茂男氏
ざっと参加作品を見ていたら、D'ERLANGERの『LAZZARO』と『the price of being a rose is loneliness』があって、わあっ!とテンション上がりましたw
椎名林檎やabingdon boys schoolや河村隆一や……といったロック系に限らず、浜崎あゆみや一青窈など、様々なアーティストの作品を手がけてきた方のようです。

※※※

最後に、非常に残念に思ったことについて。

TWENITY 1991-1996でのドラマーは全曲sakuraだけれど、どこにも記述がないです。

ブックレット最後のページのクレジットは、TWENITY3枚共同じ内容です。ラルク4人の名前とか、エンジニアとか、マネージャーとか、プロモーションの人とか、結構細かく書かれています。
でもsakuraの名前は無いです。

最後のページとは別のページに、サポートミュージシャンも載っているのに、こっちにもない(でもこれは、tetsuがtetsuyaになってる以外は、当時のアルバムブックレットからまるまるコピペしたのかな?って感じだから、ここにsakuraの名前書き足すのも不思議だったかもしれないけど)

これだと、昔のラルクについて何も知らないリスナーがTWENITY 1991-1996を借りたりしたら、普通にyukihiroがドラムを叩いていると思うこともありえるかもしれないなと思います。Drum:yukihiroって最後のページに書いてあって、他の情報はないから。
それって、ゆっきーにも失礼なんじゃ、というか……
そういうのって、作品としてどうなの?

要は、ブックレットの作りが適当な感じがして残念でした。
20周年記念のベストアルバムと銘打つからには、ラルクの歴史がきっちり刻まれている感じにして欲しかった(贅沢を言えばhiroやpero時代の何かしらも入れて欲しかったですもん、だからFloods of Tearsのシングルジャケが載ってるのは嬉しかったけど)
せめて"good-morning Hide"が入っていて良かった、と思ってしまいます。

てっちゃんの「買わなくていい」とか「俺の意向反映されてない」みたいな言葉を、ある意味信じたくなってしまうw
思っていたよりも細やかに考えられずに作られた、やっつけ販売的なベストなのかなっていうか……(でもCD自体の内容には満足してるので、買ったことは全然後悔してない&人にもオススメしたいけど)

細かく考えずにこういうブックレットになってしまったわけではなくて、もしも事務所の方針とかが背景にあって、敢えて書かなかったんだとしたら、それはそれで余計に切ないけど、それは杞憂な気もします。
だって、DUNEの10th Anniversary EdditionやCHRONICLE 0では普通に載っていたのに、何故……。

TWENITY BOXのブックレットに淡く期待しているんだけれど……
でも、ラルクについてよく知らないリスナーが手にする可能性が高いのはこのバラの方だしね……


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2010年12月25日

L'Arc~en~Ciel "heavenly" music box version

"heavenly"christmas boxに入っているheavenlyのオルゴールバージョンCD。

アレンジは秦野さんが手がけています。

"heavenly"christmas boxはheavenly christmasという写真集とこのCDのセットです。
ちなみに購入者は応募するとメンバーのサインプリント入りハンカチも貰えました。音楽専科社(だから写真集の編集責任者は星子さんw)による受注生産で、先着3000部まではシリアルナンバー入りだった模様。初期ラルクのアイテムの中でも中古で中々みつかりにくいもののひとつでした。
私は何せ後追いの初期ファンなので、ずっと欲しいなあと思っていました。 
だから手に入れられた時嬉しかった!

全体的にクリスマスに合いそうな気がしました。オルゴールの低音が効いていて、ハンドベルっぽい雰囲気があるからかも。

全曲、原曲より短いです。
CD全体で30分弱。


Still I'm With You:
"Still I'm with you"と繰り返す部分から始まって、Aメロへ。
正直、最初の繰り返し部分の単音はぴろぴろしていてちょっと微妙に感じましたが、Aメロ以降は優しくていい感じです。

Vivid Colors:
原曲より大分ゆったりとした印象。

原曲……歌詞の所為もあるけど、長距離の電車やバスの旅路に合うイメージがあるんですが、オルゴールバージョンもそんな感じがしました。でも原曲は昼、これは夜行列車や夜間飛行って感じ。

and She Said:
意外に、これが1番良い!と思いました。たとえばガラス玉とか静かの海でとかC'est La Vieの方がオルゴールにぴったりそうなイメージがあったのですが、これが1番好きでした。

テンポは他の曲より早め。
けれど早いけれどオルゴールらしい優しさもしっかりあって、聴いていてすごく心地よいです。音の重なりも素敵。
原曲でも思いましたが、何だかおもちゃ箱をひっくり返したような……移動遊園地のような、そんな雰囲気があります(そして原曲よりそれが強い感じ)

ガラス玉:
原曲の美しさ、切なさ、優しさをそのまま閉じ込めた感じがしました。正統派、という印象。
期待通りでした。すごく心地よいです。
間奏の激しさ(?)も素敵。何だかここから最後のBメロにかけてで泣きたくなりました。

Secret Signs:
アレンジが1番意外でした。イントロが低音で、そのメロディがサビ以外ではずっと通奏されます。ちょっとそこは、耳慣れない感じというか、違和感かも。
でも全体的には素敵。

C'est La Vie:
原曲のかわいらしさそのままに……というか原曲以上にかわいらしく、オルゴールにしてみました!って感じで、とても良いです。
この曲は低音があんまり目立っていないので、クリスマスの曲なのにクリスマスっぽい感じがしなかったかも(笑)
すごく楽しいです。

夏の憂鬱:
ゆったりめで、アンニュイな感じが原曲より強くて、これはこれで素敵。
夏のセピア色の思い出、って感じがするというか……。
高音の重なりが目立っていて綺麗です。

Cureless:
アレンジが意外だった曲その2。
最初から1オクターブ高いです。オクターブ上げたことで、特にBメロが随分と違います。
全体的に高音が目立っていて、その所為か、綺麗さの強い印象。
原曲と結構印象が違いますが、これはこれでいいっ!という感じです。

静かの海で:
この曲は4分以上で、他の曲より長め(原曲がそもそも長いですけども)
テンポが早くなっている所為で結構印象がちがいます。かわいらしい感じ。

でもBメロから入ってくる低音が少し雰囲気を変えます。
そしてBメロの後が"Ah---"と歌う所のメロディで、素晴らしく美しいです。
そしてfeel heavenlyへの盛り上がりと、feel heavenly部分の高音の和音の綺麗さが物凄く素敵です。
最後のフレーズ(結構長い)が単音なところもとっても良い。

The Rain Leaves a Scar:
この曲も長め。原曲と30秒も違わないくらいです。
原曲より随分ゆったりとしている印象です。でもサビでテンポアップ。
イントロが不思議&全体的に和音が豪華。
最後がフェードアウトなのが意外でした。

アルバム全体の雰囲気として考えると、ラストがこれはちょっと残念かも。
本家のheavenlyでは、静かの海でで余韻を残して終わるのも良さそう、とも思いつつ、でも最後に疾走感あるこの曲があるのが、エンドロールっぽくて、かっこいいな、と思ってました(この曲大好きだし)
でもこのオルゴール版だと、この曲がしんみり系になっているので、こっちより静かの海でで終わった方がいいな、って感じです。

※※※

そんなわけで、特にお気に入りはand She Said、他にはガラス玉、夏の憂鬱かな、って感じです。
でも全体的に好きです。

heavenlyが大好き&オルゴールに似合いそうな曲が多いと思っていたので、かなり期待していた反面、私がheavenly大好きな理由のかなりの部分をsakuraドラムが占めている気もしていたので、どうなんだろうと最初はドキドキしながら聴き始めました。
そしたら、期待以上!に素晴らしかったです。


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2010年05月26日

裏切りのない世界まで・蒼い糸/Rayflower

昨日は気絶睡眠(笑)だったので、じっくり聴けてませんでしたが、ようやくじっくり聴きました。

CDで聴くと、TVでは聞こえてなかった音とかも聞こえて、おぉっ!と思いました。
そして『裏切りのない世界まで』の方は既にPVやラジオで結構聴けていたけれど、『蒼い糸』の方はアニメのエンディングで流れてた箇所以外はほとんど聴けていなかったので、色々と感動。
(そんなわけで、以下、『蒼い糸』の感想の方が多いです。『裏切りの〜』は以前書いたので)

2曲のうちどっちがより好きかというと私は『裏切りの〜』の方なんだけど、でもinstrumentalだと『蒼い糸』の方が好き。
というか収録曲4曲の中で、『蒼い糸』のinstrumentalを1番聴いてるかも……。

とにかくオケが物凄い楽しいです。だから間奏(特に2コーラス歌い終わった後の)がどちらもとても好きです。
『裏切りの〜』の間奏を初めて聴いた時も、楽しすぎて笑いたくなるくらい!なんて書きましたが、『蒼い糸』の間奏は、もう本当ぞくぞくする。ここの間奏、キーボード・ベース・ドラムでちょっとジャジーな雰囲気で始まって(何せSakuraファンなので特にドラムに痺れてますが、でもここ……というかここに限らずなんだけど、ベースがめちゃくちゃオイシイ!!)そこにギターのハーモニーが絡まっていって……めちゃくちゃ心地よいです。

マニアックなバラード、だとラジオで言ってたけど(IkuoさんとYUKIちゃんと田澤さんのうち誰が言ってたか忘れちゃったけど…)確かにマニアックなのかも。何か、プログレっぽい感じ。
私、3拍子が好きなのと、変拍子が好きなので、めちゃくちゃ燃えます。

『裏切りの〜』の方は、もっとストレートな意味で燃える感じです。そしてメロディが好きです。
田澤さんの歌声、どちらも素敵なんですが、私はこちらの曲での方が更に好き。

どちらの曲でもなのですが、 重なったギターのハーモニーが、聴いてて心地よいです。
というか何か、全体的にギターの音色が好き。『裏切りの〜』(特にイントロ)ではうわー!って燃える感じだし。
そんなわけで、Rayflowerまでは意識的には聴いたことのなかったYUKIちゃんに興味が出ました(←YUKI『ちゃん』呼ばわりしてるしね(笑))

そしてこういう耳に残る曲(特に『裏切りの〜』)っていうのは、流石都さん、ですね。
インタビューで言っていたように『カラオケで歌えるような曲』であり、『コピーしたくなるような曲』であり……こういう、2点が両立してる曲ってとっても好きです。ポップさ(というかキャッチーさ?)の中で、実はマニアックさのあるかっこいいことやってる!って曲、というか。 

とにかく、しばらくヘビロテです。
 

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2010年04月10日

13E CROSS INTOXICATION [DVD]/D'ERLANGER

09年11月13日のNHKホールでのライブを収録。

発売日に買ってたんですが、鹿鳴館伝説が素晴らし過ぎて、その記憶を少しも薄れさせたくない、という心境からしばらく観てませんでした(笑)
で、ちょっと前に観たのですが、感想書いてなかったので。
ライブ当日も思ったことだけれど、本当に素晴らしいライブです。

私は2階席の真ん中辺りだったので、ステージがよく見えず、そして初めてのD'ERLANGERライブだったので細かいところまで注意が行かなかった(&感動し過ぎておぼえてない(笑))のですが、DVDで見返してみると、オープニングここまで凝っていたのか!とびっくりしました。
そしてこんなにダンサーさん達いたんだな、と……女性達がすごく肉感的で、何か、良い意味で毒々しい1曲目の演出。

でも1番セクシーなシーンは、ソファに座ってた仮面の女性のコルセット?を歌いながら外すkyoさんだと思います!
これ、すごく良いです。もちろん女性自体もセクシーなんですが、この、kyoさんの手許がめちゃセクシー。
このDVDで1番好きなショットかもしれない。

オープニングにしろ、Blanc -cheres douleur- のジュリアナ状態(笑。いや、こんな扇乱れ舞い状態だったなんて、まったくおぼえてませんでしたw)にしろ、Blanc -cheres roses- での白いドレスのヴィオラの女性に歌いかけるところにしろ、まさに『淫らな誘惑』って言葉にぴったりの世界観を構築してるなー……と。
最高。
そんなわけで、全体的に演出が素敵&うっとりします。当日も思ったけど、DVDで堪能できて嬉しかったです。

そして演奏と歌唱とステージングはもう、素晴らしい。
リズム隊が、とにかく圧巻。
大好きです。SEELAもTetsuもかっこよすぎます……そして、結構Tetsuの声(かけ声というか)が入ってるのですが、これがまた、感情を盛り上げてくれていいですね。

ギターについては、私はいつも1番よくわからないパートなのですが(っていつもいつもどのバンドの感想でも言ってるな(^^;))CIPHERって顔立ちだけのことじゃなく(笑)存在がかっこいい。ライブ中は位置的な問題で1番注目できなかったんですが、やっとちゃんと観られて嬉しかったです。

そしてkyoさんの声の操りっぷりの巧みさには、いちいち感嘆してしまいます。
っていうか、kyoさんは何であんなにかっこいいんだー!!ライブ中はひたすら集中して観て&聴いてましたが(^^;)DVDで観てもやっぱり最高に魅力的。こんなに鮮烈なボーカリスト、なかなかいないと思う。

とにかくLOVE/HATEが大好きだーと思うのですが、DVDで観てみても、やっぱり1番感動しました。
何か、息を詰めて聴いてしまうというか……動けなくなります。で、何か、泣きそうになりました。

↑で書いたようなTetsuの声も、当日この曲ですごくいいなーと思ったんですが、入っていて良かったです。
この曲を歌ってる時のkyoさん、いつも以上に凄いです。
演出も、とっても良い。
今度のツアーでもこの曲やって欲しいなあ……鹿鳴館伝説でも、更にすごくなってたし。

意外なことに、アンコール明けのAngelic Poetry、LULLABY、SO...の、明るい曲3連発が、何だか聴いていて&観ていてすごく切ない気分になりました。
当日はあまり思わなかったんですが(というか、もっとひたすら楽しく聴いていたかも?歌詞は確かに哀しいんだけど)

LULLABYとSO...は元々好きだけど、このお陰でAngelic Poetryが好きになりました。
何故か私、ライブで明るい曲にきらきら感と切なさとを同時に感じさせられるバンドって、大好き、ってなることが多いです(ラルクとかラクリマとか……あ、実際にライブ観たことないから断言はできないけど、DIE IN CRIESもそうだ)
その『切なさ』は、歌詞の内容だけから来るわけじゃなくて、何か、会場を支配する空気というか。

とにかく、かっこよさと、美しさと、暗さと、明るさと……色々揃った素晴らしいライブだったと思うし、DVDとしてもそのライブをうまくパックしてくれてます。
あ、でも、MCはほとんどカットでした。

余談。
kyoさんのブラウンのアイシャドーのメイクがすごく好きだなーと思っていたのですが、エンドロール眺めていたら、ヘアメイクが荒木さんで、びっくりしました。
でもたしかに、hydeがよくしてるアイメイクとちょっと感じ似てるな、と納得(笑)L7の時のアイメイクと似てるかも。

 

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2010年04月03日

薔薇になる代償は孤独。

D'ERLANGERのアルバムの中で、『the price of being a rose is loneliness』が1番ピンと来ないなあとちょっと前まで思っていたのだけど、何かここ数日すごく好きで、しょっちゅう聴いています。

初めて見た瞬間にどん、と胸に来た、ってくらいに、このアルバムのタイトルが大好きです。あらゆるアルバムの中で、好きなアルバムタイトルベスト3には入ると思う。
しかも、ジャケットには岩肌に咲く、1輪の紅い薔薇(星の王子様を何となく思い出した)

『薔薇になる代償は孤独(もしくは、薔薇である代償は孤独?)』……うん、そうだよね、みたいな。
これを初めて聴いた当時は、まだD'ERLANGERを完全に好きにはなっていなかったんだけど、このタイトルで、「ああ、この人達はわかってる」みたいに思いました(って、不遜な話だけど(笑))すごく、嬉しくなったっていうか……
それで『信用』して、惚れ込むのにためらわなくなった部分がきっとあったと思う。

V系とかゴシック好きのご多分に漏れず、私は薔薇が大好きなんですが、1番薔薇が似合うバンドはやっぱり、絶対にD'ERLANGERだと思ってます。

※※※

このアルバム、初めて聴いた時の印象は『似た感じの曲が多い』『ラテンな感じ』『大人っぽい』『メロディがキャッチー過ぎてクサい』『音が多い……もっとバンドサウンド〜って感じが聴きたい』だったんですけど、今となっては何で『似た感じの曲が多い』と思ったのかよくわかんないです。『D'ERLANGER』ほどのバラエティはないけど(でもこれ初めて聴いたの『D'ERLANGER』出る前だし……)でも色んな曲あるのに。

他の印象はまあ、わかりますが。
でもこの、バンドサウンドのみじゃない感じも、今ではこれはこれで好き。音のゴージャスさが心地良いです。そしてリズムの楽しさが、それによっていつものD'ERLANGER以上に際立ってる曲もある気がします。

メロディのキャッチーさもむしろ好きになりました。
ちなみにキャッチー、って言っても……多分、一般的なJ-POP的キャッチーさとはちょっと違う。マイナーコードな感じ多いし。
ただ、耳にしつこいくらい残る感じのメロディが、キャッチー過ぎる、と最初聴いてた頃は思ったので。

好きな曲は色々ありますが、最近のお気に入りは『Parfum de l'avidite』です。匂い立つように、情景が浮かぶ感じ。
歌詞もそうですが、踊ってる感じもあります(Aメロのリズムがもろそうですし)。そしてBメロ?(英語の所)で踊りたくなりますw

激しい曲も、ゆったりめの曲も、ダークな曲も明るい曲もひっくるめて、全体的に妖艶なアルバムだと思います。

追記:
ROCK AND READ 028のCIPHERのインタを読んだら、このアルバムは『「俺が思うポップ感というのがこの国で通用するのかなと思ったら、通用しなかったよコノヤロー!」という作品ですね(笑)』だそうで(笑)
なるほどなーと面白く思いました。
でも私はこれより『D'ERLANGER』の方がポップさは強い気がします。あのアルバムはダークからポップまで取り揃ってる感じだけど。
そもそもポップって何だろう?って考え出すと、明確な答えが見つからなくなってもきちゃいますが……

     

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2010年03月31日

TOUR 2008 L'7-TRANS ASIA VIA PARIS- [DVD]/L'Arc~en~Ciel

昨日フラゲしたL7のDVDのレビューというか、雑感というか。
2008年6月1日の東京ドーム公演(2日目)を収録。

雑誌のインタビューで、hydeが編集作業でライブ映像を観ていて泣いてしまったとか、『ラルクっていいバンドだと思った』的な、とても珍しいことを言っていたので(笑)期待していましたが、本当に良かったです。
演奏が良かったって当時kenちゃんが言ってて、いつも通りじゃないかとhydeは思ってたら、今回見返したら本当に良かった、みたいなことも言ってましたね。

そんなわけで、別にファンじゃない人にもおすすめしたいライブDVDです。
勿論ファンなら絶対買い!って感じだけど(笑)

今回DVDで冷静に観て、冷静に聴いてみたら、思っていた以上に、客観的に言っても良いライブなんじゃない!?と思って、感動しました。
歌の良さや、バンドサウンド全体での感情の込め方、描き出す力のいつも以上の強さ、というものは、結構ライブの時から感じて、感動していたのですが、びっくりしたのはギター。
kenちゃん、こんなギター良かったっけ!!?と思いました(ごめん)

kenちゃんのギターって、そりゃ私はラルクファンだしkenちゃんのファンでもあるから、あの叙情的な感じとか、大好きなんですが、客観的に聴くと、リズム隊ほどではないのかな?と思ってたんですが。今回のこのDVDは、がーんと来ました……。
特に、forbidden loverが心に響いた。アウトロのアドリブな感じとか、もう本当にうっとりです。
MY HEART DRAWS A DREAMもまー火やシアキスよりぐっと来ました。
他にも、全体的にときめく音がいっぱいです。

素人耳な私は結局、ある程度以上上手ければ、後はプラスアルファの何かしらの魅力の方に惹かれるっぽいですが(で、kenちゃんギターはそういう魅力がある)でも、いつもよりも上手くもあったんじゃないかなあ……いや、ギターの上手さについてって、私は自信を持って断言はできないんですが、とにかくそんな感じで、今回、意外なくらいにkenちゃんギターに心奪われました。
わくわく&うっとりした。

そして、やっぱりテッちゃんのベース好きだなあと、しみじみ。聴いていてすごく心地よいです(いい意味で気持ち悪い曲も多いけどw)
すごく耳が行きました。

ユッキードラムは、やっぱり音源よりライブやライブ映像の方がかっこいいなあ痺れるなあと思います。
もうちょっとドラムに注目してもう1度見返したいかも。

実際のラルクのライブの時って、私は基本、冷静じゃありません。思い入れと主観たっぷりで観て、聴いてしまいます。
勿論「今日はイマイチ」とか「今日は特に良かった」とかも思うけど、それって特に歌に関してだし、音までは細かく冷静には聴けないことが多い。 特にアルバムツアーじゃない、こういうお祭り的(?)ライブだと。
更にL'7日本公演は、ライブ活動休止の話の後だったので……尋常じゃないテンションでした。

その上、ラルクはどうしても『歌モノ』的に聴いてしまうというか……サウンドも聴きごたえがあって、音源だとそっちにも集中して聴くのに、ライブだと楽器よりも歌主体で聴いてしまいます(他のバンドだとドラム≧ボーカル≧ベース>ギターってことが多い気がします。勿論バンドによるけど)
きっとhydeが好き過ぎるのと、メロディがツボすぎる所為。あと、やっぱりそれだけ、他に好きなバンドよりもポップさがあるのかもしれない。

でも今回DVDで見返してみて、割と冷静に聴けて楽しかった&やっぱりラルクって歌もサウンドも曲もかっこいい!と思いました(笑)

で、hydeの歌声は、↑にも書いたけど、このDVD、感情の込め方、表現力が本当にいい。
ラルクって、曲でも音でも詞でも、情景を描き出す力の強いバンドだと思っていて、そこが大好きな理由の1つなんですが、やっぱりその1番大きな原因はhydeの歌なんじゃないかなあと思います。
星空やforbidden lover、hyde自身すっっごく入り込んでる感じでした(涙流してるし)

それと、Sell my Soul。
これ、生で聴いたときも思いましたが、本当に、歌声の緩急の付け方が素晴らしい。最後のサビとか……悲痛にすら聞こえる歌い方がすごいです。
この曲、音源での歌声は軽やかですが、今のhydeの声はそれとは違うんだけど、どこかそれを彷彿とさせるような歌い方をしているところと、そうした、情感たっぷりな歌声と……声の操りっぷりの巧みさに、惚れ直してしまう感じです。

そしてこの曲は、本当……船の舳先で気ままに演奏しているかのような3人のフォーメーションが素晴らしいですね。
DVDになってみると、ちゃんとユッキーもそのフォーメーションの一部な感じで、NEXUS 4!……みたいな(笑)
その4人の様子もなんだけど……曲始まる前から色々と……ちょっと、こみ上げてしまいました。

Sell my Soulと日替わりでセットリストに入っていたTIME SLIPが収録されなかったのは残念ですが、個人的にはSell my Soulの方がライブで聴いて感動したので、まあ満足。いつかFLA2みたいなのが出て、入ってくれると嬉しいですが……。

でも入らなくて悲しかった度は、実はパンクのDune2008の方が上だったりします(笑)
あれ好きだったのに!&ラニバまでにDuneの「いなーい!」が浸透して欲しかったのに!!(笑。前回のラニバで「いなーい!」って孤独に叫んで寂しかったのでw)

forbidden loverは勿論、LORELEYの感情の籠りっぷりも素晴らしいです。THE NEPENTHESも圧巻です。
そうしたダーク系な曲だけでなく、MY HEART DRAWS A DREAMやLinkなどの優しい表現力も最高だなあと、改めて思いました。
きらきらして淡い色彩や、その明るさの中の切なさ、優しさって、私がラルクの曲に感じる情景の中で1番好きなものかも知れないです。
My Dearや永遠もすごく引き込まれます。

星空のきらきら紙吹雪、やっぱりいいですね。
この曲は、私は音源の突き抜けるような高らかさの方が好きだけど、でもやっぱりライブもいいな。
あと、ライトの加減で、円く虹色の光が見えたのにもぐっと来ました。

それから、当時は新曲だったからじっくり聴けなかったNEXUS 4が、ライブの方がもっと好き!と思いました(CDでも好きですが)
早くまたライブで聴きたいなあ。すごく楽しいし。
「3,2,1,GO!」を次のライブまでにおぼえてきて、って、いつかのMCでhydeが言ってましたね。

Pretty Girlはめちゃ楽しい!
kenちゃんの全力疾走と、hydeの踊り(?)がやっぱり好きです。

killing meがめっちゃくちゃ速くて、すごい楽しかった!このイントロのドラム、いつもは音源の方が好き、と思うのですが、今回みたいに速いとときめきました。
READY STEADY GOも速いですねー。

※※※

MY HEART DRAWS A DREAM。
覚悟していたのに、kenちゃんのイントロのギター→hydeの「一緒に歌ってくれる?」で、既にうるっと来てしまい……「夢を描くよ」の大合唱には、本当……何か、すごく、音楽の力というものを改めて、信じたくなりました。ラルク愛もかき立てられた。
あれは、あの場(違う日でも)にいた人は、かなりクると思います。
そうじゃなくても、ラルクファンにはヤバいんじゃないかと。画面ちゃんと観られなかったので、後で見返したいと思います(^^;)

そして、エンドロール、すごいいい雰囲気、CHRONICLE ZEROとかみたい、なんてしみじみ観ていたら……
最後、反則だよ……。
話している声を聴きながら、これって、そうだよね、って思って、視界が涙でぼやけてしまっていたところに、最後、
Dedicated to 
って。コメットさんの名前。
こういうDVDで、声を上げて泣いてしまったのなんて、初めてです。
本当に、ありがとうございます、今まで、って、思った。

同時に、最後にこれを入れたラルクの気持ちを思ったら、感情が収拾つかないことになりました。
11月にも何度も思ったことだけど、彼らの気持ちはいかばかりだろう、と……。

そして、何か……
私は結局、ラニバまで、コメットさんはもういないんだということを実感できないんじゃないか、と、ちょっと思っていて。
ムックのライブや、JACKなんかでもコメットさんの不在は感じさせられてしまうものだけれど、私にとってコメットさんはやっぱり、ラルクのスタッフさんだったから。
それが、何だか、やっと実感できたような、そんな気がします。

※※※

私、L'7以降、ラルクのお休みが余りに重くて、MY HEART DRAWS A DREAMなんて1年以上聴いてませんでした(泣いちゃいそうだったから。夏くらいに我慢できなくなって聴いたけど)。
だからこのDVD観たら大泣きしちゃうんじゃないかなあ、と、ちょっと恐る恐る観たんですが、↑に書いたの以外では、意外に平気でした。
Linkとかちょっとヤバかったけど(^^;)

去年の……ラルクミュージアムの頃って、KISSも聴けなかったし、ミュージアムで公開されたL'7のライブ映像や、パリライブのDriver's High映像観て、涙ぼろっぼろに出ちゃってたくらいで、我ながらちょっとどうなのこれ……って感じだったんですが、どうやらBLESSが出たりQUADRINITYが出たりして、ラルク補給が少しできたお陰で、症状が緩和されたみたいです(笑)
よかった!

※※※

全体的に、メンバーの笑顔がいっぱいで、そういう意味でもこのライブ休止期間中のファンにとって、とても嬉しいDVDだなあと思いました。
特にkenちゃんの笑顔がいい!弾いてるときは勿論、メンバー紹介の時とかも。
何か、四者四様で、それぞれがそれぞれの音楽を楽しみながら、その上でそれが絡まり合って奏で合って、化学反応を起こしてるラルクが好きなんだーーーーー!!!……と、大仰なことを改めて思いました(笑)

この4人の、一見遠いようで近いような距離感(音楽的に信頼し合ってる感じというか)も好きなんだよ。L'7のドキュメントDVDとかNHKのパリライブ番組とか観ても思いましたが。あ、ラルクイズも微妙な仲良しっぷりが素敵でしたねw
さらっとしていながら、和やか。

hydeが楽しそうに他のメンバーに絡みにいくシーンや、笑顔全開のテッちゃんやユッキー、何か優しい柔らかい表情(楽しそうなだけじゃなくて)のkenちゃんなど、和んでしまうシーンがいっぱいでした。

あ、それから、この日の4人掛け合いっぽい(といってもユッキーはしゃべってないけど……)MCが、過去最高に和んだ!楽しかった!と思ったので(笑)フルに収録されていてすごい嬉しかった!
ノートルダム寺院の虹の話も、そういえばこの日だったんですね。これも素敵なMC。

そして、『ライブはしばらくないけど、いい曲いっぱいあるから、出してくから、楽しみにしてて』的MCに、すごくほっとした&喜んで、夢じゃないよね!?って思ったのも、そういえばこの日だったんだった……いや、BLESS出たからいいんだけど……このMCは何だったんだ?と去年は思ってました(笑)
ラニバ前にあともう1枚くらいシングル出して欲しいなあなんて思います(ただ、そうするとアルバムがシングルだらけになっちゃいそうなのは気になるけど)

そして、hydeこんな若かったっけ!?と驚きました(^^;)
よく見れば今とそんなに変わらないんだけど、雰囲気が。髪これくらい落ち着いた色&さらさらの方が若いのかも?
それにしても『ラルクのhyde』は本当に優しい目をしますね。何か、すごい、と思う。
そして、東京ドーム公演にしろ、海外公演にしろ、ブラウンのアイメイクがいちいちめちゃ好みでした(笑)hydeこれすごい似合うと思う。

※※※

私はL'7は日本公演は全部行ったのですが、hydeの歌声やステージのテンション(MCも含め)的には東京2日目が1番良かった!と思っていたので、この日がDVD化されたのは嬉しかったです。

ただ、会場のテンション的には大阪の最終日が、もう本当、物凄かったので……何せライブ活動休止前の最後のライブでしたから、何か切羽詰まったテンションだったといいますか。
私自身もう、ヤバかったです……MY HEART DRAWS A DREAMの会場の一体になりっぷりとか、怖いくらいでした。
勿論この日も演奏も良かったですし、こっちもいつかDVD化(やっぱりFLA2とかw)してくれると嬉しいな。

それにしても……もうあのライブから2年近く経つんだ、と思うと、感慨深いです。

 

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2010年03月09日

QUADRINITY ~MEMBER'S BEST SELECTIONS~/L'Arc~en~Ciel 雑感

めっちゃくちゃ楽しみにしてました。
収録曲についての感想は以前書いたし、ちゃんとレビューにはなってないんですが、とりあえず雑感を。

※※※

まずもう、前も書いたけど、本当、hydeに手を合わせて感謝したい感じです。
それは、ラルクファン&hydeファンとして、こうも私の大好きな曲ばかり集めてくれてありがとう、というのも勿論あるのですが、Sakuraファンとしても。

まず、再生した瞬間。
はっきりと響く『I'm so happy』のイントロのsakuraのドラムの音に、本気で泣きたくなりました。
しかもコーラスまでこんなにクリアに!(笑……いや、笑い事じゃなく、嬉しかったです。こんなに柔らかく、優しく聞こえる感じのニュアンスがこめられていたっけ?とも思って、更に好きになってしまいました)
『In the Air』のイントロのベースの後ろで鳴ってるドラム、こんなに聞こえたのも初めてでした。
hydeありがとう。 
大好きな曲達にふたたび息を吹き込んでくれた、というだけでも感謝なのですが、私の大好きなsakuraの音をこんな風に聴かせてくれてありがとう、という意味でも、本当に……
何でhydeってこんな素晴らしいんだろう、と真剣に思っちゃいました(笑)

hyde BESTは、全体的に、すべての音の粒がはっきりした印象。

特に、sakuraドラムが今までより聞こえるなーって気がします(私がsakuraドラムの音につい集中してしまう所為もあるかもしれないけど)そしてベースのうねうねしてるのもわかりやすくて心地よいような。

sakuraのドラムについて言えば、響きの余韻が丁寧に聞かせてもらえるようになった気がする。
何か、ぎゅっとつまってて、でも音符の周りのふわっのニュアンスも今までよりも聞こえる……みたいな。いや、私耳良くないんでよくわかんないというか何となくな感覚ですけども(&やっぱり私は他の音よりもsakuraドラムには耳が行ってしまうので、そればかり集中して気になるというか)

『I'm so happy』はかなりドラム聞こえる印象です。音全部よく聞こえる感じだけど。
そしてかなりギターが鳴ってます。
ってことは、つまりはボーカルが控えめなのかな??
とにかくかっこいいです。

何かもう、sakura時代の曲は私あんまり冷静に聴けないのですが。
それは置いておいても、『Anemone』が、ものすごいです。これが1番リマスタのパワーってすごい!と思ったかも。
ギターが……!そしてギター・ベース・ドラム以外の楽器の音も素晴らしい。何の楽器か私わかってないんですが、リズムかちゃかちゃ刻み続けてる(?)音、あれなんか、鳥肌モノです。
元々『Anemone』大好き&名曲と思ってましたが、こんなにすごい曲だったのか……!!と衝撃を受けたくらいでした。

そしてAメロ2回目出だしで、私この曲のドラムの音(フレーズじゃなくて音。ちなみにフレーズ的にはこの中のユッキードラムならいばらの涙が好きです。ユッキーの音質がとても生きてる感じがして)こんな好きだったっけ?ベースもここまで好きだったっけ?とか、びっくり。何か全体的に良さ再発見、かもです。

というわけで、『I'm so happy』と『Anemone』だけでも物凄く幸せになれる、これだけで1曲1000円払ったって惜しくない!って感じでした。
いやでも『In the Air』も素晴らしいし……『いばらの涙』も……と、キリがないのですが。

hyde BEST以外のディスクはまだそんな聴き込んでない(1部の曲を除いて、1回聴いただけ)のですが、でも私の素人耳でも「おぉ音が良くなった!はっきりした!!素敵!!!」という感じです。
あ、勿論ガラス玉と虹は集中して聴きました!好きだから&heavenlyもHEARTも音質?が残念だから、期待してました。
両方良かったです。

ガラス玉は、息を詰めて聴いてしまいました。
まず、イントロの波の音からしてクリアです。
ガラス玉の魅力については以前さんざん語り倒したのでもうやめときますが(笑)一言で言えば、四者それぞれの色というか匂いというかが非常に濃くて、それが絶妙に絡み合って、情景を描き出してるとこ、だと思うのですが。
音がはっきりしたことによって、その色濃さ、絶妙な絡み合いが、更に際立ったように思います。

そして、yukihiro BESTを聴いて、ユッキー曲って音がかっこいい曲が多いな〜と、改めて思いました。
tetsuya BESTはTIME GOES ONが印象的でした。

とにかく全体的に、サウンドのかっこよさが今まで以上に味わえるようになった感じで、嬉しいリマスターです。

※※※

それから、hyde BESTの歌詞カード。
このアー写のhydeの格好は中東風、なんて思ってましたが、もしかしてこれは、祈りの装いだったのかな、なんて。
もっと言ってしまえば、聖母マリアのイメージに思えました。だって、後ろに天使がいて、手にしているネックレスにも十字架もついているので、そんな風に見えてしまいます。
もしくは巡礼者、とかかな。
祈りだと、コンセプトがわかりにくいんですが、巡礼者=旅をする人、とすると、非常に納得です。このベストは、今までの旅路の記録、そしてまたこれからも旅をしてゆく……みたいな。
……勝手な想像ですけど(笑)

でもテッちゃんも十字架にくちづけてる&聖人の絵が背後にあるんですよね。だから、巡礼者っぽくはある。
ユッキーは何かもうエヴァ的なくらいに十字架だらけだし……kenちゃんは関係ないけど(笑)

あ、そして撮影はモート・シナベルさん。この人、結構前からラルクの撮影やってたような記憶があります……HYDEのROENTGENレコーディング中にも何かイギリスで撮影したハズ。

ラルクイズは非っっっ常に面白かったのですが(もうファン的に最高な内容です)CDに感動し過ぎてしまって、今、感想を書けるテンションじゃないので……また今度、書けたら書きたいな(^^;)

     

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2009年11月11日

『METAMORPHOSIS』雑感

ついに発売!された、DEAD END20年振りの新作。 
 
以下、ざっと2、3回聴いた感想、です。
何度も聴くと好きな曲が変わる、ってことが私はよくあるんですが、とりあえずの感想。(順不同です)
 

 
Devil Sleepがかっこいい!!!!!
めっちゃくちゃ痺れます……ライブで聴いたら燃えるだろうなあ!と。
Morrieさんかっこいい!!!っていうか音がすべてかっこいい!!
やっぱりこういう速い曲って、いいですよねえ……!(私は基本的には結構ゆっくりな曲が好きなんですが、それでも!)
これ、楽器の各パートの重なりなんかも是非生で聴いて&観てみたい感じ。
ギターソロの音色も大好きだー
そういえばこれ、音域高いですね。それもまたかっこいいのかも。Morrieさん大変かもですが。
 
Princess、やっぱり大好きです。
PVで結構もう聴いてたんですが、やっぱり最高!鳥肌立ちます。
燃えるというか……めちゃくちゃ気持ちが盛り上がります!!
楽器隊がまた最高だなあ……ちょっとレトロ(いい意味で。摩天楼ゲームのギターもそんな感じ?)に感じられるギターソロの感じも好きです。
このドラム(いやこれだけじゃないけど)生で観たかった&聴きたかったよ……。
 
インスト曲(&Morrieさんのつぶやき?)ですが、擬似ヴィーナスにはかなりぞわっと来ました。どこかへ連れて行かれそうな感じ。
そこからPrincessにつながるのが、めちゃかっこいい!
 
Dress Burningは幕張で聴いた時はAメロの印象が強かった所為か、ダークなイメージだったんですが、PVやJACK特番で聴いて思ったけど、すごいキャッチーな曲ですね。疾走感あって。普通にオリコン上位に入ってて違和感なさそうな曲調、と思います(歌詞はともかくw)
かっこいい!です。好き。
 
Kill Me Babyもサビが大分キャッチー。
しかし正直、最後に『ランデブー』はどうかと思います……!
あ、ギターソロとか、間奏がとても好きです。
 
テレパシーや神猿は聞き込んでくうちに更に大好きな曲になりそうな予感がします。
テレパシーのMorrieさんの英語部分の語り(っていうの?あれの呼び方がいつまでもわかりません(^^;))がかっこよすぎ!
神猿はメロディが好き。
 
冥合は、びっくりするほどメロディアス。Aメロ…もだけど特にBメロなんて歌謡曲というか昭和の名曲!?みたいな。
正直そこはあんまり好きじゃないんですが、一転してサビで膨張する感じがかっこいいです。そしてその後の穏やかさがめちゃくちゃツボでした。
イントロ&アウトロも最高。終盤も。異世界へ連れて行かれそう系というか……生で聴きたい……。
ドラムが大っ好きです。
こういう緩急のある曲って大好き。
これも聞き込んだらもっと好きになりそうです。
 
今までのDEAD ENDの4枚のアルバムっていうのは20代前半(!)でつくられたものだったわけで。
でも、冥合は(他の曲もかもだけど)今だからこそこういう曲なのかな、なんて風にも、何となく思いました。
そんなわけで、冥合が1番意外な曲に感じた、かも。
 

 
また、いつものように(?)ブックレットの最後を眺めていたのですが。
special thanks欄にSakuraの名前をみつけてまた無駄に幸せになった(笑)いや、結構予想してたけども!スタジオ毎日のように入り浸ってたとか言ってましたしねー。
 
その上のCooperative Producer(…って何する仕事??)欄にふと目が留まってしまった……DEAD ENDにも関わってたのかなあコメットさん……って単なる同姓同名かもですが。
 

 
全体的に、キャッチーだなあ!と思いました。
何だろう、V系(というと語弊があるか。現在V系としては大御所に近いだろう、10数年前の黄金期以前からいた辺りのV系)ととても似た匂いがあるかも(面白いですね。その辺のV系のルーツと言われてたのがDEAD ENDだったわけですから)。
いい意味で若い…というか、今っぽい(って本気で現代っ子なJKとかが聴いたらどうなのかはわかんないけどw)
 
DEAD ENDってメロディアスなとこがあって、そこがまた好き!と思ってるんですが、本当に今回メロディアスだと思う。耳に残るフレーズが沢山あります(……ってつい、Creature Creatureのアルバム未収録曲と無意識に比較しちゃって、あっちに比べるとキャッチーだな、ってとこもあるのかもですが。何だろう……毒気の問題もあるかも?)
 
歌詞的には、姫様とか乙女とかが何度も出て来るのが印象に残ったかな(まだ歌詞カードじっくりは読んでません)
 
音、DEAD ENDだったら、もっとシンプルな方が好きかなー……ともちょっと思いました(たとえば、ボーカルは重ねない方が好き、とか)豪華なのも聴いてて楽しいんですけど。
ただこういう音の方が今っぽいのかな、って感じもします。
 
物凄い後追いファンな所為もあるのでしょうけど、私今回のアルバムに対して、まったく不安感はありませんでした。
無条件の信頼というか……「え、DEAD ENDのニューアルバムだもん、絶対かっこいいに決まってる」みたいな(笑)
あと、夏JACKで聴いたDress Burningがかっこよかった所為もあったかな。

で、やっぱり最強にかっこよかったです。
だってDEAD ENDだもん。
あの4人がまた集まってやってくれたんだもん。
かっこよくないはずがないでしょ!
 
ただ、いくらDEAD END&岡野さんのタッグでも、shambaraみたいなのがいい!とか期待してると違うのかも……とも思います。ZEROとも全然違うし。
とはいえ、やっぱり同じバンド、息づいてる部分、同じ部分もいっぱいあるように思うのですが。
それにDEAD ENDって、そういうバンド(各アルバムごとに違う)ですよね。 
あと、Creature Creature好きだったら、これも好きなんじゃないかな?と思いました。

敢えて、言うなら。
もっと、毒とか、狂気とか、感じたかった気もする(勿論存在はしてるんだけど、もっとshambara以前のようにたっぷり!というか)
でもこれはまた、じっくり何度も聴いたり、歌詞も聞き取れるようになれば、感想が変わるかもしれません。

それと、速い激しい系の曲が、もう1曲くらい欲しかったかも(↑でも書いたけど、個人的にはミディアムナンバーくらいが好きだけど、それでももう1曲くらいあったらなお嬉しかった)
 
DEAD ENDオンタイムでファンだった人だとまた全然違う感想になるのかな。
 
ラルクヲタクの私がDEAD ENDにハマったっていうのは、ラルクのメンバーがDEAD END好きだからとか、ラルク(特に初期)の中にDEAD ENDから影響受けたモノの匂いがあるから、っていうのも結構あるんだろうけど、岡野さんの存在もきっと大きいんだろうなあとも改めて思いました。細かいこととか全然わかんないんで、何となく、だけど。
 
もっとちゃんと聞き込んでからの感想も書きたいけど、D'ERLANGERも聴かなきゃだし、しばらく無理そう……それにDEAD LINEも聴かなきゃ!

……それにしても1日にCDアルバム5枚なんて、多分もう2度と買わないと思う(笑) 
 


philomel at 08:41|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

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